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ブレない、ズレない。ランシューの世界的名作、ニューバランス「1080」は14代目で何が変わった?

  • 2024年10月17日
  • GetNavi web

ニューバランスジャパンは、全世界で人気のロングセラーモデル、Fresh Foam Xファミリーの最新モデル「Fresh Foam X 1080(フレッシュフォームエックス テンエイティー)v14」を発表しました。Fresh Foamはクッション性をコンセプトに2011年に初代が誕生。以降、毎年進化を続け、今作の14代目は、ブレない重心移動と安定したライド感、踵周りと甲周りのフィット感の向上を実現しました。

 

誕生から13年。常に進化し続ける「1080」シリーズ

2011年に極端な足の倒れ込みの心配がないニュートラル着地のランナーに向け、クッション性の高いタイプのシューズとして開発された「1080」。アメリカ市場を中心に全世界で評価を得ている同シリーズは、2016年にミッドソールに「Fresh Foam」を採用したことで大きな変革期を迎えました。

 

当時の一般的なソールテクノロジーは、例えば、土踏まずをサポートするためにプラスチック素材が使われるなど、ミッドソールにいろいろなパーツを組み合わせることで安定感を出していた時代でした。それをニューバランスはFresh Foamという素材を開発したことにより、一つの素材だけで、クッション性と安定性を実現できるようになりました。

↑発表会場では歴代の1080も展示。13年にわたる進化の変遷を辿ることができた

 

そして2020年にFresh Foamから、さらにクッション性、反発性を増したミッドソール「Fresh Foam X」へと進化しました。より楽しく、より快適に走れるクッション性と2層構造による安定性を兼ね備えたモデルとして、トップアスリートのコンディション作りやリカバリー、日々のランニングからウォーキングまで、あらゆるレベルのランナーの様々な目的の足元を支えています。現在は「Run your way.」という「トップアスリートから初心者まで、走っていればランナーだ」というコンセプトのもと、これから走ってみようという人や、ウォーキングを始める人も含め、より多くの人に履いてもらえるモデルとなっています。

↑発表会に参加したランニングコミュニティの方々に、「v14」のアップデートのポイントを紹介するニューバランスジャパン マーケティング部PR&デジタル課の高橋政仁氏

 

Fresh Foam X 1080の14代目として発表された本シューズは、定評のあるクッショニングはそのままに、走行安定性が格段に向上しました。衝撃吸収性に優れたミッドソールFresh Foam Xに、走行安定性に重点を置いてサイドウォールを改良し、アウトソール構造を一新してぶれない重心移動と屈曲を提供。革新的なデザインと軽量性・通気性に優れたメッシュアッパーなどにより、ランニングから普段使いまで幅広いシーンで活躍するシューズとなっています。

↑様々なアップデートにより、さらに進化したFresh Foam X 1080v14。ニューバランス公式オンラインストアおよび一部のニューバランスオフィシャルストアにて発売中。価格は1万9800円(税込)

 

蹴り出し時に重心を中心にガイドすることでブレを軽減

接地時の踵からの重心移動に注目し、「v13」に比べて重心が中心に集まる設計にデザインを一新しました。優れた屈曲性はそのままに、蹴り出し時にもっとも負担のかかる前足部のラバー形状を改良、接地面積も増大させ、よりスムーズに着地しやすい構造にアップデート。踵部外側には「N durance」を搭載し耐久性も考慮しています。

↑踵での着地から蹴り出す前足部に向けガイドを設置することで重心移動がぶれにくくなる

 

「着地をしたときに、足が外側や内側に傾きがちな人がいますが、アウトソールのこのガイドを使うことで、まっすぐに走れるように体重移動をサポートします。履いていただくと足の運びがしやすく、歩きやすさ、走りやすさを実感いただけます」(ニューバランスジャパン マーケティング部PR&デジタル課マネージャー 小澤真琴氏)

 

約2倍にせり上がったサイドウォールが踵をホールド

ランニングシューズのなかで、もっともシューズの性格が出るのがミッドソール。Fresh Foam Xの厚みは前作と変わらないものの、前作と比べてサイドウォールが約2倍の高さに。これによって包み込まれるような踵周りのフィット感を実現し、高低差の少ないドロップ構造のアウトソールとの相乗効果で安定したライド感を提供します。

 

「ソール外側の凹凸もFresh Foamの特徴。以前は六角形の形状で内側と外側で凹凸を変え、安定性とクッション性をもたらしていましたが、今作はデザインと位置を変化させています」(小澤氏)

↑前作に比べてサイドウォールを高く設定することで踵をしっかりホールドする

 

↑外から見たときにソールの厚みが増したように見えるが、サイドウォールが高くなっただけでソール自体の厚みは前作と変わらない

 

アッパーの甲部を二重構造にすることで通気性とフィット感が向上

環境に配慮したリサイクル素材のエンジニアードメッシュアッパーは、軽量化と通気性が向上しています。特に熱を持ちやすい甲周りのデザインを改善したことで、確かなフィット感を実現しました。

 

「外側のニットの下に、薄いメッシュが張ってあり、空気を含むような離れ方をしているので通気性だけでなく、中のメッシュが足を抑えることでフィット感もさらに良くなっています」(小澤氏)

↑甲の上のメッシュ部分は、中にもう1枚メッシュが張られた二重構造になっている

 

普段使いも考慮したカラーとうれしいワイドタイプ

カラーラインナップはメインのネイビーを含め、メンズは全6色、ウィメンズは全5色にて展開。メンズにはソール部分も同色のオールブラックが用意されているので、普段使いでも抵抗なく履くことができます。前作は大きめのNロゴを配したことで良好なセールスを記録したので、今回も大きめのNロゴに。さらには、ニューバランスのスニーカーのなかでも人気カラー、グレーもラインナップしています。

 

「Fresh Foam X 1080v14はスピード走行、ゆっくり走行に対応できるシューズです。日常のウォーキングにもおすすめできるタイプなので、さまざまなシーンで使っていただける一足になります。前作とコンセプトは同じですが、より走りやすい、より歩きやすいというところが進化しているので、気に入っていただける方が増えるのではないかと期待しています」(小澤氏)

↑メンズのカラーバリエーションは全6色。当日は会場のカフェに合わせてコーヒー豆の袋でもカラーを演出

 

 

一方で、幅(ワイズ)もカラーによってはやや細い、標準、幅広と甲の周りが選べる3種類を用意。それは、日本人に多い「甲高だんびろ」にも対応するためです。甲高はシューレース(紐)で調整できますが、幅に関しては革靴のように足の形状に馴染んで伸びていくようなことがないので、幅がきつい場合はシューズのサイズを上げるしかありませんでした。そうすると、足と屈曲部を適合させているシューズ設計がうまく活かせない場合があります。実際、サイズが合わないシューズを履いていると、足の怪我やマメにつながったり、走りにくかったりするので、まずは自分の正しい足のサイズを知ってほしいそうです。

 

「ニューバランスのランニングシューズの場合は、複数の幅を選べるのが特徴。直営店では3Dスキャンを用意しており、足を計測させていただいて、それをもとにジャストフィットのシューズだったり、どの形が合うか、どのサイズが合うかというのを、スタッフがアドバイスさせていただきます。実際、自分の足の形やサイズをよく知らない方が多いので、お店で自分の足の形状を測り、フィッティング体験をするとすごく感激される方もいます。ですから、フィッティングはぜひやっていただけたらと思います」(小澤氏)

↑ネイビーはやや細い(D)、標準(2E)、幅広(4E)の3タイプから選べる

 

ジャストサイズのシューズは、走りやすさも変わり、疲れやすさも変わってきます。ぜひ一度、ニューバランスの直営店に足を運び、フィッティングを試してみてはいかがでしょうか。走る楽しみがさらに広がるかもしれませんよ。

 

 

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