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最初のCAは看護師だった!? 空の旅を楽しむために知っておきたい真実とは?━『飛行機に乗るのがおもしろくなる本』

  • 2022年9月27日
  • GetNavi web

2022年10月11日から水際対策が緩和され、海外からの個人旅行の受け入れも解禁されることになった。日本好きの外国人は想像以上に多いので、これから観光地は再び賑うことだろう。また、日本入国時に必須だった新型コロナ陰性証明もすでになくなっており、秋からはコロナ前のように私たち日本人も自由に海外旅行を楽しめそうだ。時間に余裕がある人は船旅もあるが、大半の人は海外に行くためには飛行機を利用する。そこで今日は空の旅が大好きという人も、実は飛行機に乗るのは怖いと思っている人にもおすすめの一冊を紹介しよう。

 

『最新版 飛行機に乗るのがおもしろくなる本』(エアライン研究会・編/扶桑社・刊)には、その帯のキャッチコピーにもあるように、日本人の1割知らない飛行機の真実が103項目も書かれているのだ。

飛行機事故に遭う確率は438年に1回!

海外旅行は大好きだけれども、毎回飛行機に乗るのは怖いと感じている人は少なくない。かくいう私も、あんなに大きな金属の塊が空を飛ぶのだから、いつ落ちても不思議じゃないと思っているし、離着陸の時は毎回手に汗握っているのだ。が、本書によると、飛行機事故に遭う確率はとても低く、たとえば階段から足を踏み外して命を落とす人の数のほうが多く、比較した場合では旅客機よりも階段のほうが危険ということになるらしい。

 

ICAO(国際民間航空機関)が発表した「世界の定期航空の事故発生状況」によると、定期航空で1億キロメートル飛行するごとに、0.03人が致死事故に遭遇する。(中略)飛行時間あたりの死亡事故率を見てみると、10万時間あたり0.02人である。これは、約500万時間飛んで、1人死亡する事故が起きるということである。また、たとえ毎日飛行機に乗ったとしても、事故に遭遇する確率は438年に1回程度だという。

(『最新版 飛行機に乗るのがおもしろくなる本』から引用)

 

つまり、飛行機はそれだけ安全な乗り物なのだが、ひとたび事故が起きると被害が大きく、報道も大きな扱いになるので、”飛行機は怖い!”という印象が私たちの頭にインプットされてしまうというわけだ。

 

政府専用機は必ず2機一緒に飛ぶ

つい先日、天皇皇后両陛下がエリザベス女王の葬儀に出席のため、日本政府専用機に搭乗されるお姿をテレビで観た方が多いだろう。画面に映っていたのは1機だけだが、実は専用機は必ず2機一緒に飛ぶのだそうだ。これは万が一の故障などが発生した場合も日程が狂ったりしないよう、代用機としてずっと同じ航路を並んで飛ぶ。もちろんそこには整備士も同行しているのだ。現在使われている機体は、ボーイング777-300。内装はもちろん特別仕様で、首相執務室や随行員のための事務室や会議室、同行記者団との記者会見のための部屋もあるそうだ。また、使われる空港は羽田空港と決まっていて、これは皇居や首相官邸からの移動に便利で警備も固めやすいのが理由だ。

 

さらに、政府専用機のパイロットも機内サービスを担当する客室乗務員も航空会社の人間ではない。航空自衛隊の自衛官で、千歳基地に所属する特別航空輸送隊が担当している。

(『最新版 飛行機にのるのがおもしろくなる本』から引用)

 

専用機は普段は千歳基地に駐機しており、海外フライトが決まると彼らが乗務して、まずは羽田に飛んで行き、そこから海外へと向かうのだ。

 

最初のキャビンアテンダントは看護師だった

かつてはスチュワーデスと呼ばれ、現在はキャビンアテンダントと呼ばれている客室乗務員は今も女性の憧れの職業だ。では、世界ではじめてこの職業に就いた女性はどこの誰なのか? それは現在のユナイテッド航空の前身であるボーイング航空輸送が1930年に8名の女性を採用したのがはじまりだという。

 

当時は客室乗務員は男性が常識で、ボーイング航空輸送も男性のスチュワードを乗務させていた。あるとき、サンフランシスコの病院に勤務していた看護婦のエレン・チャーチが、看護婦の資格をもった若い女性のほうが細やかなサービスができると売り込んだのだ。彼女は同僚看護婦7人とともに採用されて、1930年に世界初のスチュワーデスが誕生した。ただし、このときの彼女たちの名前はスチュワーデスではなく、「クーリエ(旅の世話人という意味)」であった。

(『最新版 飛行機に乗るのがおもしろくなる本』から引用)

 

当時、制服はあったものの機内でサービスするときは、白衣の看護婦スタイルだったそうだ。

 

飛行機の窓が小さく丸いのはなぜ?

飛行機の窓がもっと大きく四角くかったら、外の景色を見やすいのにと思っている人は意外と多いのでは? 飛行機の窓が小さくて四隅が丸いのは安全のためなのだ。

 

高度1万メートルの気圧は約0.2気圧だ。このとき機内は0.8気圧で、その差は0.6気圧。つまり、飛行機の胴体は0.6気圧の力で外側に膨らもうとしているのだ。これは、1平方メートルあたり6トンの力が加えられている計算になり、客室の窓1枚にも何百キロもの力が加わることになる。

(『最新版 飛行機に乗るのがおもしろくなる本』から引用)

 

窓が四角いと圧力を受けたとき、角に力が集中し亀裂が生じやすくなるが、丸ければ力が全体に分散され割れにくくなるのだ。ちなみに飛行機の窓は三重構造になっていて、素材は透明のアクリル樹脂。これはガラスよりも軽くて柔軟性があるため、万が一ヒビが入っても広がりにくいので飛行機には適しているのだそうだ。

 

この他、「飛行機の機体は接着剤でくっつけていた」、「旅客機の乗り降りがいつも左側のドアからなのはなぜ?」、「パイロットの黒いフライトバックというカバンの中身は?」などなど、飛行機に関する雑学が満載。本書を読めば、飛行機に乗るのが怖くなくなり、また、空の旅がますます楽しくなりそうだ。

 

【書籍紹介】

 

最新版 飛行機に乗るのがおもしろくなる本

著者:エアライン研究会
発行:扶桑社

ワクワクとドキドキに満ちた空の旅。その主役となるのが飛行機だ。何度も乗っていると、つい見過ごしがちになるが、一歩踏み込んで観察すると、飛行機が謎や不思議の宝庫だということに気づくだろう。なぜ飛行機はいつも1万メートルの高さで飛んでいるのか?出発時の燃料をあえて満タンにしない理由は?LCCが激安運賃を実現できる秘密は何か?あの大きな機体には、数々の疑問が詰め込まれているのである。本書は、飛行機にまつわる謎や不思議を網羅した。本書を読んで、飛行機のおもしろさ、すごさを味わっていただければ幸いである。

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