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ペットと一緒に寝ると睡眠の質は上がる? カナダの大学が調査

  • 2021年8月5日
  • GetNavi web

現代では、動物を飼っている人の多くはそのペットを家族の一員と捉えています。ペットと寝ている人も少なくありません。ところが、ペットは人間のストレスを軽減するなど、その医学的な効果が明らかにされつつありますが、人間がペットと一緒に寝ることが人間に及ぼす影響について調べた研究はほとんどありません。そこで、カナダのコンコルディア大学の研究チームが、ペットとの睡眠にどのようなメリットがあるのか調査を始めました。

↑よく眠れるに決まってる?

 

研究チームは、「ペットと一緒によく寝ている子ども」「ペットと時々寝ている子ども」「ペットとまったく寝ない子ども」の3グループの睡眠を、主観的な方法と客観的なメソッドを使って比較することにしました。実験には11〜17歳の子ども188人が参加。客観的なデータを得るために、子どもたちは、睡眠の状態を調べるための睡眠ポリグラフ検査を一晩行ったうえ、睡眠時間や覚醒時間を記録するためにアンチグラフを2週間装着しました。

 

さらに、子どもたちと親には、子どもの睡眠時間や目を覚ます時間、睡眠の質などについてアンケート調査に回答してもらいました。これは主観的なデータとして扱われます。

 

子どもがペットと一緒に寝ている頻度について聞いてみると、「よく寝ている」は18.1%、「時々寝ている」は16.5%、「まったく寝ない」が65.4%でした。これらのデータを分析した結果、「ペットとよく寝ているグループ」と「時々寝ているグループ」では、主観的な方法と客観的なメソッドで得られた睡眠時間や覚醒時間などのデータが一致することが判明。

 

ペットとよく寝ている子どもが、アンケート調査で最も質の良い睡眠を得ていると回答したり、入眠までの時間が一番長かったり、確かに両グループの間では異なる部分もあります。しかし頻度に関係なく、ペットと一緒に寝る人は、同じような睡眠を得られている可能性がある模様。

 

夜行性の動物の場合は人間の睡眠を阻害する可能性があるという指摘もありますが、ペットを飼っている人の多くは「リラックスして安心できる」と思っているようです。実際、今回の実験でも、ペットと寝ている子どもたちはそうでない子どもと比べて、夜中に起きてしまったり、眠れなかったりしたことはありませんでした。

 

ペットが人間の睡眠に良い効果を与えていることを科学的に証明するためには、さらなる研究が必要ですが、ペットを飼っている子育て中のご家庭は、自分たちで実験して、効果を検証してみるといいかもしれません。

 

【出典】Hillary Rowe, Denise C. Jarrin, Neressa A.O. Noel, Joanne Ramil, Jennifer J. McGrath, The curious incident of the dog in the nighttime: The effects of pet-human co-sleeping and bedsharing on sleep dimensions of children and adolescents, Sleep Health, Volume 7, Issue 3, 2021, Pages 324-331, https://doi.org/10.1016/j.sleh.2021.02.007.

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