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AIがサハラ砂漠に18億本もの樹木があることを発見! かかった時間が凄かった……!

  • 2020年11月12日
  • GetNavi web

雨が少ないため植物がほとんど生育しない砂漠地帯。アフリカ大陸にあるサハラ砂漠は世界最大級の砂漠のひとつですが、これまで何も存在しないと思われていたその砂漠に実は18億本もの樹木が生育していることが、AIを使った研究によって明らかとなりました。

 

NASAの衛星画像と深層学習技術でカウント

↑サハラ砂漠に樹木が

 

アルジェリアとリビア、エジプトの3か国の国土のほとんどを覆うように存在するサハラ砂漠。面積は860万平方キロメートルもあり、総国土面積が37.8万平方キロメートルの日本の約22倍にもなります。そんな巨大なサハラ砂漠に樹木はどれくらい存在しているのか? デンマークのコペンハーゲン大学の地理学者がAIを使った新たな研究を行いました。

 

コペンハーゲン大学コンピューターサイエンス学部は、木の形から自動的に画像上の木を識別して、木の本数を数えられる深層学習技術を開発。これにNASAから提供された数千枚の衛星画像を組み合わせて、サハラ砂漠に存在する樹木を数えることに成功しました。そしてこの調査によって、サハラ砂漠の西側130万平方キロメートルの地域に、18億本もの樹木があることが明らかとなったのです。もちろん木が一本も存在しない場所が広範囲に渡り存在していますが、樹木が密集している場所があったようです。

 

仮に18億本の木が130平方キロメートルの土地に均等にあると仮定すると、これは100メートル四方の土地に14本の木が生えている計算になります。私たちが思い込んでいた以上に樹木が生えていたんですね。この研究を行った学者たちですら、「サハラ砂漠にこれだけの樹木が存在していたことに大変驚いた」とコメントしています。

 

サハラ砂漠に木が存在することの意味

今回サハラ砂漠で見つかった樹木のように、降雨量の少ない地域での木々については、どのくらいの量の二酸化炭素を蓄積できるかほとんどわかっていません。そのため、さらなる研究が地球温暖化や地球保護にも活かされる可能性があります。

 

また、サハラ砂漠で生育する樹木の種類を特定することができれば、樹木を植栽しながら家畜の飼育や農産物の栽培を行う「アグロフォレストリー」の研究も進むとも見られています。

 

今回開発された広域の樹木を数える深層学習技術は、人間の力では何年もかかることが、わずか数時間程度で可能になったそう。この研究チームでは、今後さらにアフリカの広範囲の場所で樹木のカウントを明らかにし、将来的には降雨量の少ない地域に存在する樹木のデーターベースを作る計画です。

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