万年青は「オモト」という読み方が特徴的です。
日本と中国に自生する多年草で、常緑植物の一種です。
花も咲かせる万年青の育て方や、肥料を与える際の注意点についてご紹介していきます。
年中緑の葉を茂らせているので「庭に植えると災難を防ぎ、家が万年栄える」という縁起の良い植物とされています。
花言葉には「長寿」、「崇高な精神」、「長命」、「母性の愛情」という意味が込められています。
葉っぱに包まれるようにして赤い実がなる様子が、母親が子を抱きかかえて慈しむ姿と重なって見えることから「母性の愛」という花言葉になりました。
万年青は種から育てることができますが、管理が難しいという理由で品種改良以外の種まきは少ないです。
育てるためには苗から育てるようにしましょう。
植え付け時期は3〜4月、9〜10月に始めます。
鉢植えにする場合は、鉢の内側に根が触れるくらいの鉢を選び、1/3程度水を入れたら苗を植え、土を入れて固定しましょう。
地植えにする場合は、半日陰の水はけの良い場所を選びましょう。
川砂や日向土、富士砂などの水はけと保水の良い土を選びましょう。
園芸店には万年青専用土が置いてあるところもありますので、お好みでチョイスしてみてください。
水やりについては土の表面が乾いたら鉢底に水が出るくらいに与えます。
春と秋は土の乾き具合で与えます。
夏場は2日に1回程度で、冬場は3〜5日に1回程度に与えましょう。
水やりで注意することは水をやり過ぎないことです。
肥料についても与えすぎてしまうと株が傷んで枯れてしまう原因になります。
冬場に肥料は与えません。
4〜6月と9〜10月に1度ずつ暖効性化肥料か薄めた液体肥料を与えましょう。
万年青の育て方と、肥料を与える際の注意点などについてご紹介しました。
日本でも親しまれている万年青を育ててみましょう。
※トップ画像はPhoto by 池さん@GreenSnap