こんにちは。ライターのariです。
紅葉の季節がやってきましたね。
実は日本の紅葉は世界一美しいと言われています。
お出かけ日和の週末には、
そんな日本の誇るべき美しい紅葉を愛でに、
出かけた方も多いのではないでしょうか。
では、どうして葉っぱは紅葉するのか、
そんな素朴なギモンに迫ってみましょう!
秋になると、モミジやカエデ、イチョウなど、
さまざまな落葉樹が赤や黄色に紅葉します。
緑の葉からだんだんと黄色に色づき、
最後は真っ赤な葉に紅葉して落ちてしまいます。
イチョウのように黄色く紅葉する樹木もありますね。
では、なぜ葉っぱは紅葉するのでしょうか。
それは、秋になると葉の中に、
アントシアニンと呼ばれる赤い色素が作られるから。
紅葉することで、樹木は冬じたくをしているのです。
冬に葉を落とす落葉樹は、
秋になって気温が下がりだすと、
糖分や水分などの供給がストップします。
そうなると、葉を緑に見せる葉緑素が壊れてしまうため、
今までは見えなかったカロ チノイドという黄色い色素が浮き出て見えます。
それが、イチョウなどに見られる葉が黄色に色づく黄葉(こうよう)です 。
また、葉の中に残った糖分によって、
アントシアンという赤い色素ができてきます。
それによって、葉が赤く紅葉 してくるのです。
ただし、この赤い色素がなぜできるのかは、
実はまだ解明されていないのだとか。
紅葉がはじまるのは、
明け方の最低気温が6~7度位になる頃。
それから20日~25日後ぐらいに見頃を迎えると言われます。
また、昼は温度が高く光が充分にあり、
夜はしっかり冷えることが重要。
つまり、寒暖の差が激しいほど、美しい紅葉が見られのです。
実は紅葉は世界の中でも、
東アジアの沿岸部と北アメリカ大陸の東部、
そしてヨーロッパの一部にだけ見られるのだとか。
さまざまな落葉樹がある日本では、
寒暖の差もあり、世界一美しい紅葉が楽しめるのです。
日本の紅葉は赤や緑、黄色のコントラストがとくに美しく、
その絶妙な色の違いもあり、世界一の紅葉と言われるのですね。
紅葉は落ち葉も絵になります。
散歩をしながら、ふと足元を見てみると、
こんな素敵な写真が撮れるかもしれませんよ!
この時期のイチョウ並木へ出かければ、
素晴らしい風景を見ることができます。
夜の並木道も素敵ですね!
色づきはじめた紅葉は、
緑と黄色、そして赤が混ざり合っていて、
今だけ限定の景色が見られます。
いかがでしたか?
みなさんも、お天気のよい週末には、
紅葉を見に出かけてみてはいかがでしょうか。
遠くへ出かけられなくても、
近くの公園へ散歩がてら行ってみるのもいいかもしれませんね。