幻のフルーツと呼ばれているポポーですが、初めて聞いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方に向けて今回は、ポポーに関する情報をご紹介していきたいと思います。
ポポーが幻のフルーツと呼ばれている理由ですが、それは単純に市場に出回らないからです。
フルーツとしては非常に傷むのが早いため流通せず、地方の道の駅で稀に販売されている程度となっています。
果肉はクリームのようにトロっとしていて甘く、香りも強いという特徴があります。
ポポーにも様々な品種があり、国内でも主に普及しているのはウェールズと呼ばれる品種です。
インディアナ州が原産で、果肉はオレンジ色をしています。
アメリカではサンフラワーと呼ばれる品種が一般的で、黄色の果皮と乳白色の果肉が特徴です。
他にもケンタッキー州原産で、ポポーの中では小ぶりなウィルソン、バナナのような香りが特徴でイリノイ州原産のミッチェル、ジョージア州原産で名前通りの風味をしているマンゴーなどがあります。
甘くて美味しい上に害虫が少なく、寒さにも強いなど、栽培する上でデメリットがほとんどないため、ブームが来る日も近いのではないかと言われています。
ただし甘さや香りが非常に強く、好き嫌いの別れるフルーツになりそうです。
ポポーに関する基本的な情報をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
市場にはほとんど出回らないため、余裕があって食べてみたいという方は、ポポーを栽培してみるのも一つの手です。
幸い栽培自体はそう難しくないので、ぜひ挑戦してみて下さい。
※トップ画像はPhoto by 愛弟子さん@GreenSnap