どんぐりの木や実を知っている人は多いですが、どんぐりの花を知っている人は非常に少ないです。
今回は、そんな認知度の低いどんぐりの花について紹介していきます。
まずどんぐりとは、ブナ科に分類される植物のうちカシやナラ、カシワなどのコナラ属の樹木からできる果実の総称のことです。
ほとんどの人は見たこともあると思いますが、どんぐりは殻斗に覆われている堅果のことです。
特にコナラ属の樹木の果実のことと述べましたが、この堅果に関してはブナ科に分類される植物の固有の特徴であり、ブナ科の果実を全般的にどんぐりと捉えることもあります。
なかでも栗や椎、楢の実もどんぐりに含まれますが、固有の名称を持っているものです。
どんぐりの特徴はなんといっても堅いことにあります。
どんぐりは鳥や小動物などの餌になり、食べ残しから発芽することで生息範囲を広げます。
そのため、あえて動物などに食べられることによって、子孫を残すという方法をとっています。
どんぐりは秋ごろに実が落ちて、秋を感じさせてくれます。
そんなどんぐりの花は春である4月〜5月頃にかけて花を咲かせます。どんぐりという名の植物はありませんが、どんぐりとして知られている植物の花は色々あり、品種によっても変わります。
なかでもクヌギは花を若葉に垂れ下げています。花は2ミリほどの小さいものが付け根からたくさん咲いています。
あまりに小さい花が咲いていることから、一般的には花として認識されていないことがほとんどかもしれません。
花としては面白い形・姿をしているので、どんぐりだけではなく、どんぐりを実らす種類の植物の花に目を向けてみるのも興味深くておもしろいです。
どんぐりの花は意外と地味ですが、その実はとても有名です。
ガーデニングに用いれば、秋の時期には鳥が果実を食べにやってくるので、賑わって良いかもしれません。