イングリッシュガーデンでは、バラと組み合わせた上でアーチやオベリスクに絡めたり、ワイヤーを使って壁面を這うように誘引したりと、クレマチスが人気になっています。
ウッドデッキや金網などをお洒落に彩れるため、注目が集まっています。
修景用のツタ植物として以前から人気があって、蔓性植物の女王とまで呼ばれるほどです。
園芸用のクレマチスを指して鉄仙や風車と呼ばれることもありますが、どちらもクレマチスと同じセンニンソウ属に属する種の名前です。
日光を好むので、支柱などを使って上手くつるを誘引してあげると、たくさんの綺麗な花が咲きます。
育ってしまえば丈夫なのですが、苗木のうちはやや弱く、根がしっかり広がるまでは、鉢で株作りをすると確実です。
日光好きは相当なもので、一日に4〜5時間は当たっていないと花つきが悪くなります。で
すが夏場の直射日光には流石に耐えられません。半日陰辺りで管理してあげましょう。
クレマチスの楽しみ方の最たるものです。
誘引前には枝同士の絡まりを解くのが最大のコツで、必要であれば多少葉が落ちても構わないので葉柄を切ることもあります。
枝同士が一箇所に固まると格好悪いため、花を咲かせたい位置に枝を持っていきます。
具体的な正解はなく、やる人のセンスが活きる場所でもあります。
あえて言えば、つぼみのついた枝を咲かせたい位置に持っていくのがコツでしょうか。
古くから親しまれているだけあって、クレマチスはガーデニングを行う人の多くが知っている品種です。
蔓植物として広げていくのは本人のセンスが問われる、腕の見せ所になるでしょう。
※トップ画像はPhoto by ayu7さん@GreenSnap