小学校や幼稚園の頃、春になれば学校や幼稚園の敷地内にチューリップの花壇があったという記憶がある人も多いのではないでしょうか。
今回はそのチューリップを綺麗に咲かせるためのコツを、植える段階から花が咲くまで見ていきましょう。
種からも育てられますが、球根になるまで長い時間がかかるので、一般的には球根から育てられます。
植え付けに最適なのは10月から11月で、それを過ぎると植えても球根は根を伸ばしません。
また浅い位置に植えてしまうと、根が伸びる力で球根が地上に出てしまうことがあるので、少し深く植えるのがコツです。
球根に与える肥料は、植え付けの前後で変わってきます。
植え付けのタイミングでは、緩効性の化成肥料をよく土に混ぜておけば大丈夫です。
芽が出てきてからは、1000倍ほどに薄めた液体肥料を7日から10日ほどのに一回の割合で与えやれば、育成を促すことができます。
チューリップを植えたのに花が咲かない、という話をたまに聞きます。その中で最も多い原因は、水のやり過ぎでした。
鉢植えでは表面が乾いたらたっぷりと与えるのが基本となります。
土が湿っている状態で水を追加すると根が腐ってしましますが、土が完全に乾燥してしまうと球根の成長が止まります。
芽を出すまで時間がかかるので不安になるかもしれませんが、適度な量を与えていると信じて芽吹くのを待つのが綺麗な花を咲かせるコツです。
直接地面に植えた場合は、水やりの必要はほぼありません。自然に任せてしまえば一切問題ありませんし、晴れが続いた時にだけ水をさっとあげれば十分です。
育てるのにかかる期間に比べて、花の咲いている時間が短いチューリップ。
だからこそ上手く育てて、綺麗な花を咲かせてあげたいですね。
※トップ画像はPhoto by Taikiさん@GreenSnap