夏季に鮮やかな緑の葉を作り、秋に紅葉する一年草であるコキア。
夏には花も咲かせますが、花びらが無いのであまり目立ちません。
その代わり紅くなった葉は、花のように色鮮やかで美しいです。
今回は、そんなコキアについてご紹介します。
一年草として知られるコキア。茨城県のひたちなか海浜公園にあるものがとても有名です。
あまり面倒を見なくてもこんもりと丸い形になるコキアですが、その和名は「ほうき草」とも呼ばれており、その枯れた枝は昔、実際にほうきとして使われていました。
丸くなるタイプと細長く伸びるタイプがあり、観賞用として楽しむなら丸くなる種類を、枯れた後ほうきを作ってインテリアにしたいなら細長く伸びる方をオススメします。
コキアはガーデニング初心者でも気軽に育てることができる植物で、基本的には地植えで育てられますが、観葉植物として鉢植えでも育てられるケースが増えています。
4~5月頃が苗植えの時期です。水はけと水持ちのバランスが良い土を用意し、根の着いた土を崩さずに植え付けましょう。
鉢植えの場合、土の表面が乾いていればたっぷり水を与えましょう。
地植えの場合は、根が張った以降なら必要ありません。
自然にまとまった形になるため基本的には剪定不要ですが、枝が乱れている場合はカットして整える程度で十分です。
植え替えなども必要ありません。
コキアが秋に入って紅葉し、段々茶色っぽくなって枯れたら、是非ほうきにしてみましょう。
葉を全て刈ってひもで片側をくくり、持ち手を作るだけで完成します。
小さいのでちょっとした掃除に便利なほか、玄関先などに置けばインテリアにもなります。
いかがでしたか?コキアは比較的簡単に育てることができ、病気などの心配も要りません。
樹木の栽培にチャレンジしたいとおもったら、まずはコキアから栽培してみてはどうでしょうか?
※トップ画像はPhoto by ひーさん@GreenSnap