ロゼット型に育つ(バラの花のように葉がつく)ハオルチア。大きくなりすぎず手頃で人気です。
しかしこのハオルチアは多肉植物ゆえ他の植物とは差異があり、水やりを普通にしてはいけません。
その注意点をご紹介します。
ハオルチアは多肉植物。多肉植物は乾燥した気候に適応するため葉に水分を蓄え、さらに水分の蒸発を防ぐためクチクラ層といわれる葉を覆う層を持っています。
ハオルチアもその仲間なので、水分は十分蓄えてくれています。
そのため週に3回4回と水やりをしてしまうと水分過多になってしまい、根が傷んでしまいます。
週に1度、それも土が乾いた時のみ水を与えるのが基本だとお考えください。
とはいえ控え目にするのは頻度のみ。水を与えるときの量はたっぷりがおすすめです。鉢からあふれるまであげてください。土の中の空気を入れ替え、換気ができます。
その際鉢皿に溜まった水は必ず捨ててください。放ったらかしにしておくと、土の中の通気性がなくなり根腐れしてしまいます。
ハオルチアは春秋に生長します。裏を返せば、夏と冬は停滞期です。その時期は特に水やりを慎重になってください。乾燥気味に育てるのがベストです。
目安としては葉っぱが少し萎れるころが良いでしょう。真冬の寒い時期は土が乾燥しにくく、湿ったままの状態が多いです。それなりの期間断水しても問題ありません。
ハオルチアに限らず、多肉植物は水やりのし過ぎに最大限注意してください。
今回述べたことを理解していれば、他の多肉植物でも水やりの基本がわかりますので、ご記憶いただければ幸いです。
※トップ画像はPhoto by はなさん@GreenSnap