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お彼岸の今が見頃の「ヒガンバナ」は、1000個の別名を持つ謎多き花!

  • 2016年9月23日
  • ガーデニング・ラバーズ

こんにちは。花と多肉好きライター、ariです。

「ヒガンバナ」と聞くと、
みなさんはどんなイメージを持たれますか?

実はヒガンバナにはたくさんの別名があって、
たとえば「地獄花」や「幽霊花」「死人花」など、
ちょっと恐ろしい名前が付いていたりするのです。
全国各地の呼び名を合わせると、なんと1000近くもあるのだとか。
なんとなく、不吉なイメージを持っている人も多いかもしれません。

そんな、ちょっと謎に満ちた「ヒガンバナ」は、
お彼岸である今がちょうど見頃!
ヒガンバナの群生って、情熱的で本当に美しいものです。
そこで今回は、ヒガンバナについてご紹介します。

ヒガンバナって、どんな花?

ヒガンバナといえば、
田舎のあぜ道などに健気に咲いているイメージ。
その名前は、秋の彼岸の期間(秋分の日を入れた前後3日間)だけ、
花を咲かせることに由来しているそうです。

別名としては「曼珠沙華(まんじゅしゃげ」」が有名ですが、
「地獄花」「死人花」「幽霊花」「毒花」など、
なんとも恐ろしい別名や呼び名が存在します。

赤く独特なその姿から、
「炎」や「血のしぶき」を連想させると言われたり、
毒をもっているということから、
昔からそのような別名がたくさん付けられたと言われているそう。
ただ、これだけたくさんの別名があるということは、
昔から人々の生活に馴染みのある花だったとも言えます。

ヒガンバナの球根はは毒がありますが、
一方ででんぷん質も多く含まれています。
昔の人は水洗いをして毒を抜いた後に食べていたとか。

また、あぜ道にヒガンバナが植えられているのは、
田んぼの小動物(モグラなど)対策だったり、
土固めの効果もあったとか。
また、毒を抜けば緊急用の食料となったとも言われています。

特徴的なのは、大きく外側に広がる細長〜いおしべ。
花茎の先端には、6~7個前後の花がつき、
その花それぞれから、おしべ6本とめしべ1本がのびています。
花は中心から外に向かって輪生状に咲き、全体で一つの花に見せています。

ヒガンバナは日本や中国で自生する球根植物。
9月のお彼岸の頃になると瞬く間に花茎がのび、
花だけの印象が強いということから、
「ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)」という別名があります。
葉っぱは花の後に出てきますが、
その記憶はほとんどないという不思議な花です。

 

白やピンク、黄色のヒガンバナもある!?

真っ赤なヒガンバナ以外にも、
実はいろいろな色のヒガンバナが存在します。
薄いピンクのヒガンバナは、可憐で可愛らしいですね!

白いヒガンバナは、まるでユリのよう。
英名では、蜘蛛のような見た目のユリという名の
「レッドスパイダーリリー」と呼ばれています。

こちら、黄色いヒガンバナも珍しいですね。

 

ヒガンバナが群生して咲く景色は幻想的!

LuLuさんが撮影したこの景色!
素晴らしいですね。
スーパームーンとヒガンバナだそう。
夜のヒガンバナは、なんとも幻想的です。

まっすぐ直立して群生する姿が印象的!

こちらは一面真っ赤な絨毯! 絶景です。
ヒガンバナの群生で有名な「巾着田」だそう。
私も一度、行ってみたい場所です。

 

いかがでしたか?
田園風景に真っ赤なヒガンバナはよく似合いますよね。
まさに、秋を感じる花です。
あぜ道の片隅にひっそりと群生する花もステキですが、
一面赤い絨毯のヒガンバナを見に出かけてみるのもおすすめです。

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