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[茎の弱い植物]立て! 立つんだ、植物!

  • 2021年10月18日
  • エバーグリーン

今年は寒暖の差が激しく、それも時期を妙にずらして寒くなったり暑くなったりするので人間にとっても植物にとっても居心地が悪いですね。病害虫にとっては活動できる時期が2回来たりして繁殖には好都合なようです。例年なら梅雨時期だけのはずの、イラガやチャドクガなどの毛虫の発生が10月になってもまだ続いています。どうかお気を付けくださいね。

夏の終わりは台風の被害も心配です。手塩にかけて育ててきた植物たちの花がもう少ししたら楽しめるシーズン……、近づいてくる台風の進路に一喜一憂します。

秋明菊:とても草丈が高くなり折れやすい

秋明菊:とても草丈が高くなり折れやすい

 

特にコスモスなどの茎が弱い植物は、強い風に倒れやすく花は美しくても管理に困ります。秋の七草のフジバカマオミナエシ、この時期、見事に堂々と開花するダリア、たおやかな姿に大きな花が艶やかな秋明菊(ボタンキブネギク)、1輪ずつは地味ですが秋の彩に欠かせないワレモコウ。みな可愛いのに、茎が弱い! 日本には必ず台風が来ると分かっているのにどうしてそんなに弱い体で生きているんだ! 長年生きているならそろそろ進化してくれよ! 倒れてもすぐに立ち上がる機能とか、花首にギプスみたいな強い部分が出来るとかになってくれよと、ダーウィンも真っ青になるようなことを考えてしまいますが、まあ仕方ないことです。

コスモス:折れても立ち上がっては来るものの、花が汚れるのでネットて支えたほうが良い

 

そんな茎の弱い植物を花壇で楽しむためにおススメしたいのが、夏に蔓物植物を誘引するために使う蔓物ネットです。ネットは上から下に垂らすだけの物と思うなかれ。苗を植え付けた後に花壇の茎が弱い植物を植える箇所の四隅に支柱を立て、蔓物ネットを地面に水平になるようにはってください。高さは植える植物の草丈よりも低めがよいでしょう。

植物は生長し、ネットのマス目の間を抜けて伸びます。花の見頃の時期には、ネットよりも高く生長しています。その頃に強風が吹いてもネットが支えになって根元から倒れたり、強く揺れて花首が折れてしまうのを防ぎます。ネットの色は花壇に溶け込みやすい緑色を選ぶとよいでしょう。

春に咲く花でもグラジオラスなど花が大きく重心が高い植物にはネットが有効です。ぜひ蔓物ネットを活用してみてください。

 

渋谷区ふれあい植物センター 宮内元子


秋明菊:とても草丈が高くなり折れやすい

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