タラといえばタラの芽、というくらい代表的な山菜のタラ。あのほろ苦さは、カラダのなかからキレイにしてくれそう……そんな気にさせてくれるお味ですよね。山に入らねばなかなか採取できなかったタラですが、最近は苗木なども販売されおうちで栽培ができるようになってきました。しかし、せっかく育てることができるようになったのに、食べるのが芽だけじゃつまらないわ、なんて方のためにタラの葉の食べ方などをお伝えします。
タラの芽の収穫は3~4月ですが、葉はその後もOK。せっかく育てているなら、新芽だけ食べるのはなんだかもったいないので葉も利用してみるといいでしょう。タラの若葉は熱湯に入れて柔らかくなるまで湯がきます。ザルで水を切り、色止めのための冷水をかけずに、しょうゆかめんつゆをかけて冷まします。適当な大きさに切り、酢味噌などであえると美味しく食べることができます。
「え~っ! タラの葉ってお茶になるの?」ネットで検索しているとそんな情報が目に飛び込んできたのでさっそく実験開始。まずはタラの葉を摘み取り、水洗い。その後、乾燥させてから手で軽くもみながらフライパンなどで焙じます。急須に入れ湯を注げばタラの葉茶の完成! お味はとてもソフトで飲みやすかったです(味覚には個人差があります)。
ちなみに、タラの葉茶の効能などを調べてみると、昔から健胃・整腸効果がキープできるとして民間療法でも知られていたものだそうです。タラの葉にはサポニンやポリフェノールが含まれ、抗酸化や血流改善に役立つのだとか。ほかにも美肌効果やダイエット効果などもあるとされていました。気になる方はぜひお試しを! 自分で手作りしなくても市販されているものがあります。
今回はタラの葉についてお伝えしました。「お庭じゃない! 山菜だ」と言われてしまいそうですが、筆者のお庭には自生なのか先住者が植えたのか、なぜかタラの木があります。
(グリーンアドバイザー ふじえりこ)