前回、広島の「花みどり公園」で満開のシャクナゲ園を満喫したお話をしましたが、実は、その日花みどり公園を訪れたのには、もうひとつの目的がありました。それは、『春のコケ玉づくり講座』に参加すること。
会場につくと、テーブルの上には、材料が入った受け皿が並んでいました。メインは、なんといってもコケ。コケ玉に使用するのは、山間部の岩肌などに映えていることが多い「ハイゴケ」という種類のコケだそうです。
コケ玉に植える植物は、モミジ、ナルコユリ、エレモフィラ・ニベア、メギ、ユリオプスデージーの5種類からひとつを選びます。私は、初めて目にするエレモフィラ・ニベアを選びました。
お手本には、ほかの植物を植えたコケ玉も並んでいます。不器用なわたしにうまく作れるのか、ドキドキ。さて、いよいよコケ玉作りスタートです。
植物の根を遠慮がちに握っていたら「もっと強く握って形を作るんだよ」。テグスの巻き方にてこずっていると「クロスする部分を抑えながら、ギュッと縛るように巻いていくといいよ」などと、ボランティアスタッフの方が丁寧に教えてくださって、なんとかコケ玉らしい形に仕上がりました。
エレモフィラ・ニベアは、初夏には紫色の小さな花を咲かせるそう。今から、どんなふうになっていくのか、楽しみです。
コケ玉の置き場所は、直射日光が当たらない場所。
水やりは、夏は1日1回、冬は2日に1回が目安。重さで判断するとよいそうです。軽くなっているのは、かなり乾いている証拠。そんな時は、水を張ったバケツなどに、コケ玉を丸ごとつけて、空気が抜けるまで十分に水に浸します。
スタッフの方によれば、ふつうは雑草扱いされてしまうような庭の草でもコケ玉にすれば、立派に観賞用になるとのこと。気に入った草を見つけたら、ポットに入れて育て、コケ玉に仕立てることもあるのだそうです。おかげで、この時期どんどん伸びてくる草も、コケ玉の材料になるかもと思うと、見方も変わってきました。これからコケ玉作りにどんどんハマっていきそうです。
(エバーグリーン編集部 まえだようこ)