あんなに元気に咲いていた寄せ植えのビオラたち。冷たい風の吹く季節から、精一杯きれいに咲いて、春を運んでくれました。汗ばむ季節になった今、役目を終えたように、ビオラたちは少しグッタリ。ダランと伸びてまとまりのない形になってきました。そろそろ夏のお花と交代の時期です。
このビオラの寄せ植えは、昨年一年間参加した「花づくり講座」の締めくくりに作ったもの。せっかくなので、最後にもう一花咲かせてあげたいと、あることを思いつきました。
それは、ビオラでお菓子を作ること。思いついたきっかけは、今年放送開始50周年を迎えるというNHK「趣味の園芸」のアーカイブ放送。番組では、ハーブを取り上げていて、その最後にボリジの花の砂糖漬けが紹介されていたのです。
「へぇ、お花の砂糖漬け、かわいい!」と調べてみると、ビオラでもできることがわかり、さっそくチャレンジ!
<お花の砂糖漬けの作り方>
きれいに作るコツは、花を摘むとき、茎を少し残して切ること。持ちやすいので、作業が楽ですよ。茎は、使う時に短く切ります。
砂糖漬けにしたビオラは、キラキラ輝いてとてもきれい。ケーキやクッキー、チョコレートなどの飾りにしたり、ハーブティーや紅茶に浮かべたりすれば、いつものおやつタイムが贅沢気分に。お皿にのせて飾っておくだけでも、かわいくて大満足。幸福なひとときを過ごしました。
最後までしっかり楽しませてくれたビオラに感謝! 夏に向けて、次はどんな花を育てようかワクワクしています。
(エバーグリーン編集部 まえだようこ)