「花の女王」ともいわれ、西洋では春を彩る花として欠かせない存在のシャクナゲ。
さて、シャクナゲの原産地は、中央アジアから日本にかけての広い範囲。早いものは3月下旬から咲き始めるようですが、ハイシーズンは4月後半から5月にかけてです。
この花が広く知られるようになったのは19世紀のこと。中国産のシャクナゲがヨーロッパに紹介されたことがきっかけだったとか。それから、その花の華やかさや美しさで人気となり、たくさんの園芸品種が作られるようになりました。
そして明治時代には日本にも入ってくるようになり、すでに日本に自生していたシャクナゲ(日本シャクナゲ)と区別するため、「西洋シャクナゲ」といわれるようになりました。なお、この西洋シャクナゲを「ロードデンドロン」として販売している園芸店もあるようです。
では、「日本シャクナゲ」と「西洋シャクナゲ」は、どのように見分けることができるのでしょうか。100%の確率ではないようですが、多くの場合、次にあげるように「葉」を見ることで見分けられるようです。
シャクナゲを育てるポイントは、暑さと日差しのようですが、コツさえつかめば毎年華やかな姿を楽しむことができるようです。庭植えはもちろん、鉢植えでも楽しむことができるようなので、挑戦してみるのもいいかもしれません。
シャクナゲを見に行きたいという方にオススメの場所をいくつか挙げておきましょう。ゴールデンウィークの頃に見頃を迎えるところもあるようなので、予定に入れるのもいいかもしれません。
http://www.city.chichibu.lg.jp/3781.html
http://www.hakone-tozan.co.jp/gorapark/flower/
http://hananomeisyo.sakura.ne.jp/murata-syakunage.html
http://www.murouji.or.jp/temple/p6.html#3
https://gurutabi.gnavi.co.jp/i/i_101570/
http://www.asobo-saga.jp/search/detail.html?id=85
http://www.e-oki.net/KankoDetail.aspx?id=19
なお、シャクナゲ園などでは、花の蜜を集めにマルハナバチがせっせと飛び交っている光景を見かけます。耳元でブーンという羽音が聞こえると、少しドキドキしますが、マルハナバチはよほど驚かさない限り人を刺すことはないとのこと。マルハナバチを刺激しないよう、静かに散策しましょう。
(エバーグリーン編集部 愛垣)