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SDGsは日本の学びをどう変えていくのか ~手島先生の特別授業~ vol.1

  • 2019年3月7日
  • 緑のgoo編集部

【目次】
①:ゲスト紹介
②:「どういう時代を私たちはつくっていけるのか」を考える
③:深い学びが生まれる時間
④:日本の教育を変えていく2つの大事な方向性

深い学びが生まれる時間

ピコ太郎さんがPPATでアップルとペン、こっちとこっちを足すよと言っていたけれど、そういうことを、学習のなかでやるんですね。「アップルペンどうですか?良いでしょ?」って、子どもに向かってね。それで子どもが、楽しい、おもしろい、わかったとなると良いですね。そしたらそのままにしないで、「こんな良いものができました、どうですか?」といって次の学年につなげる。そうすると次の学年の先生が受けとめて、それに改善改良を加えてまた次の学年に渡す。すると次の学年は前の学年よりさらによくなるんです。学びを活用して社会とつながる。そして世界の状況を知ったら、自分の生き方が変わってくる。こうやって、授業で使う時間は同じでも深い学びが生まれるんです。

第30回エコ×エネ・カフェ

「総合学習」の時間を中心にして、教科でやったことを上手く活かしながらつなげると、いろんなものがつながっていきます。でも、総合の時間だけを使って「お米をつくって、食べてみて、終わり」というような授業じゃ駄目。「何と何を総合したのか」が大事なんです。どういう学習過程で誰とつながって、その学びがどこに進むのか。計画を立てて、それを次の学年に引き継いでいくと良い学びができるんです。

第30回エコエネ_第1部スライド画像

ただ、教え込むんじゃなくて、「子どもの学びに火をつける」ことが大事です。そうしないと、「言われたから(仕方なく)やってます」ってことになっちゃうよね。心に火がついていたら、自ら調べようと思うし、分かったことをなんとかして伝えようという気持ちになる。ESD カレンダーを使って教えている八名川小学校の先生たちは、みんなチャッカマン、着火ウーマンなんですね。

第30回エコエネ_第1部スライド画像

第30回エコエネ_第1部スライド画像

人に伝えたり教えたりすることで、学びが「ぐーっ」と深くなる。さっきグループで話しただけでも、いろいろな情報がはいってきたでしょ?共有して行くことも大事です。そうやって問題解決的にやって行くことも大事。対話が生まれると、協働的な場面が生まれる。

第30回エコ×エネ・カフェ

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