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SDGsとは? ~企業や個人ができること~ -第28回エコ×エネ・カフェ 前編-

  • 2018年6月7日
  • 緑のgoo編集部

【目次】
①:ゲスト紹介
②:世界が注目するSDGsとは
③:日本のSDGsへの取り組み
④:SDGsとSociety 5.0
⑤:SDGsとローカルアクション
⑥:社会が次の段階へ進むために
⑦:脱炭素社会とSDGs

脱炭素社会とSDGs

森:SDGsはとてもホットなトピックですね。ここで、経団連の会員でもある主催者、J-POWERの藤木さんから、電力会社の視点も含めお話しいただきたいと思います。

藤木:世界では、SDGsのような国連中心の動きがある一方で、軍事力や経済力を背景とした覇権争いや大国のパワーゲームが行われています。この真逆の動きに対してどのような感想をお持ちですか?また、脱炭素化、低炭素化に向けての舵取りを担う電力会社に対し、どのような期待をお持ちですか?

長澤:企業行動憲章の前文には、保護主義な動きやテロなどによって自由で開かれた国際経済秩序の維持・発展が脅かされる懸念があるので、企業は社会的責任のある行動を取っていくと書いてあり、この認識は多くの経済人が持っていると思います。2017年にアメリカの経済団体の方と話した際「トランプ政権は持続可能性に関心がないが、国際競争力の観点から考えると企業は手を止めるわけにはいかない」と言っていました。

脱炭素社会を推し進める企業に投資したいという投資家はたくさんいます。脱炭素社会に向け、バランス感覚を持ってエネルギーのベストミックス(最適なエネルギー提供ができるように発電方法を組み合わせる)を考えて進めていただきたいと思います。Society 5.0などで新しいビジョンをつくっていけると思います。

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長澤:最後に私たち一人ひとりの活動が大切だと伝えたいです。テロリスト集団が身近にいる環境で育った国連副事務総長のアミーナ・J・モハメッドさんは「生まれつきのテロリストはいない」と言います。機会を与えられなかったから、テロリストになる。今日取り残された人たちは明日の社会の安定を脅かす要因になるんです。「昼間に従事する活動が、自分を含めて世界の人々に影響を与えていることを認識し、包摂性(誰一人取り残さない)や正義を忘れないで」というメッセージにあるように、自分が置かれている場で何ができるかを一緒に考えてみましょう。


第28回エコ×エネ・カフェの前編はゲストの長澤さんから「SDGsとは」について触れていきました。次回後編は「参加者のSDGsに対する考えはどう変わったのか?」です。全員参加のワールドカフェの様子をレポートしていきますのでご期待ください。

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