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SDGsとは? ~企業や個人ができること~ -第28回エコ×エネ・カフェ 前編-

  • 2018年6月7日
  • 緑のgoo編集部

【目次】
①:ゲスト紹介
②:世界が注目するSDGsとは
③:日本のSDGsへの取り組み
④:SDGsとSociety 5.0
⑤:SDGsとローカルアクション
⑥:社会が次の段階へ進むために
⑦:脱炭素社会とSDGs

世界が注目するSDGsとは

森:経団連が部署の名前にするほど積極的に取り組んでいるSDGsについて、簡単に教えてください。

長澤:SDGsは、国連が「2030年までにこういう開発目標を達成しよう」と策定した「持続可能な開発目標」で、17の目標と169のターゲットが設けられています。背景には、環境問題、貧困や格差、保護主義やテロの問題があり、このままでは地球や人類社会が持続可能ではなくなってしまうという危機感がありました。前身の目標であるMDGs(ミレニアム開発目標)は、途上国を対象とした目標でしたが、SDGsは全世界が対象です。なので、先進国を含めたすべての国の目標で、国単位ではなく人間の安全保障の理念が反映された「誰一人取り残さない」が標語になっています。

スライド4

森:SDGsには目標が17個ありますが、どういう関係になっているのでしょうか?

長澤:国連副事務総長のアミーナ・J・モハメッドさんから教えていただいた理解の仕方をご紹介します。1から6が社会的な包摂で、「誰一人取り残さない」ために国が提供してきた部分で、MDGsのゴールにもなっていたものです。7から12が経済成長の基盤を形づくるもので、そのために必要不可欠なのが13から15の環境保護です。13から15に配慮しながら7から12で経済成長をして1から6の問題を解決、そしてすべての目標を貫いているのが16と17という理解です。

スライド5

森:経済成長というベースがないと、他の目標達成ができないということですね。

長澤:こういう理解によって、企業が自らの問題としてSDGsに関心を持つようになりました。

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