テーブルに一人だけを残し、他のメンバーは席替えをして第2ラウンドがスタート。先ほど話し合ったことを新しいメンバーで共有し、新しいテーマで対話をしていきます。
「酷い状況を目にした時に、人は変わる。変わらなきゃと思う。不快に感じた時、不安が生じた時、『このままではいけない、何とかしないと』という気持ちになって、同じ思いを持った人たちが集まると『なにかしようか』という動きができる」。「今の暮らしに満足していない時にも、変わりたいと思いますよね。物質的なことと精神的なこと、両方の不満が原因として考えられると思います」というマイナス反応をベースにした意見の他、「変えることが楽しいと発見した時に、変わろうという気持ちになりますね!」というポジティブな理由を取り上げた意見もありました。
「例えば河川の汚染という問題を抱えていた場合、自分たちと似たような状況にある人たちが、その問題の解決に成功したと聞くと、自分たちにもやれそうだ、という気持ちになります。比較できるものを知ることが、自分たちの背中を押してくれる材料になるのかもしれません」。「確かに、ゴールが見えると『自分たちにも出来る』というイメージが共有され、励みになりますよね。『変えたい』が『変えられる』に変わると、人は動きます」といった対話の弾むテーブルもありました。
他には「身の丈に合った解決策を手に入れたことが大きいような気がします」「変えるために何をすればいいのか、直接、自分が納得できる言葉で説明をうけて説得されることで、変わるという選択肢を受け入れられるようになる気がします」などの意見が見受けられました。