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台風19号の爪痕残る東北、今冬の電力需給見通し

  • 2019年11月8日
  • エネクトニュース
電力需要が高まる冬期、最低予備率は2月の6.6%
東北電力株式会社(以下「東北電力」)は11月6日、12月から2月までの電力需給見通しを発表した。

東北電力エリアでは暖房や融雪装置の利用で、冬期に電力需要が高くなる。今冬3カ月の最大電力需要は、至近10年間の厳寒とエリアごとに異なる最大需要の発生期を考慮に入れて、それぞれ1336万kW、1430万kW、および1424万kWの見込み。

エリアの電力供給力は想定需要をそれぞれ10.8%、6.8%、6.6%上回り、安定供給のために最低限必要とされる予備率3%を確保できる見通しとなった。

台風19号では停電14万戸超、各地の水力発電所に被害
10月中旬に発生した台風19号による被害で、東北電力エリアでは延べ14万4724戸に停電が発生したが、主な停電の原因は飛来物や倒木による配電線の断線等だった。

エリアの水力発電所45カ所で浸水、流木の堆積、機器の破損等の被害が報告されたが、必要な電力供給力の確保には問題が生じなかった。

ほとんどの停電は数日で解消したが、福島県の一部では現在も道路の寸断により復旧作業に着手できない地域があり、20戸で停電が続いているという。

(画像は東北電力公式サイトより)


▼外部リンク

東北電力 リリース
http://www.tohoku-epco.co.jp/1203977_1049.html

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