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芸術祭でグリーンスローモビリティレンタカー実証実験を実施

  • 2019年9月19日
  • エネクトニュース
低炭素化と地域課題解決の両面にメリット
2019年9月13日、ヤマハ発動機株式会社は、9月28日から香川県の豊島で開催される「瀬戸内国際芸術祭2019ひろがる秋」において、レンタカー事業会社「株式会社カレンスタイル」、「三井物産株式会社」と共同で、グリーンスローモビリティのレンタカー事業の実証実験を開始することを発表した。

グリーンスローモビリティとは、時速20km未満で公道を走ることが可能な4人乗り以上の電動モビリティのことだ。電気自動車のため、CO2排出量が少なく、ガソリンスタンドが撤退している地域でも利用ができることや、小型のため道の狭い山間地・住宅地・離島でも導入ができるメリットがある。

環境省及び国土交通省は、このグリーンスローモビリティを公共交通機関が衰退した地方部や、高齢者の移動手段確保、観光振興など交通の低炭素化と地域課題の解決手段の一つとしており、車両購入費補助や、IoT技術等の活用に関して導入実証事業を実施している。

観光における移動手段の実証実験
今回行われる実証実験は、豊島におけるグリーンスローモビリティを用いたレンタカー事業の受容性の把握を目的としたもの。

豊島は、豊島美術館はじめ芸術施設・作品や高台から望む瀬戸内海の景観などにより、国内外問わず人気の観光エリアだ。しかし、島内を巡る際や、絶景を見ることのできる展望台への道は坂道が多く、観光をする移動手段が不足していることが課題となっているという。

そこで島内をより容易に巡回できる交通手段としてこのグリーンスローモビリティに期待が寄せられている。

実験の期間は、瀬戸内国際芸術祭の開催期間である2019年9月28日から11月4日とその後1か月程度を予定しており、実験用車両としてゴルフカーをベースとした4名定員のAR-04(公道走行対応仕様)が使用される。

ヤマハ発動機は実験用車両の提供や車両整備・修理体制の確立など、カレンスタイルはレンタカーの日常運行業務、三井物産はレンタカー事業における運用面でのサポートの役割を担う。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ヤマハ発動機株式会社 プレスリリース
https://global.yamaha-motor.com/

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