次世代型O&M(O&M Ver2.0)の普及が目指される
オランジュ株式会社は、2020年3月2日、太陽光発電所向けO&M(運転・維持管理)事業において株式会社エナジービジョンと協業を行うと発表した。
オランジュは、太陽光発電メンテナンスの専業会社であり、2010年よりO&Mサービスを提供している企業。エナジービジョンは、太陽光発電の販売・施工店向け研修事業を母体に、O&M事業を展開している企業。両社の協業では、次世代型O&M(O&M Ver2.0)の普及が目指される。
安定電源として長期にわたり機能を果たせるよう
低圧太陽光発電所は、日本全国に多数設置されており、その総数は約60万件にものぼる。しかしその多くは、O&Mが十分に実施されていない。そのため、全国的に多数のトラブルが顕在化していた。
こうした状況を憂慮したオランジュは、エナジービジョンとの協業を決定した。この協業において両社は、安全と収益の確保を可能にする「価値あるO&M」の確率を企図。低圧発電所が安定電源として長期にわたり機能を果たせるよう、次世代型O&Mの共同開発および実施に必要な各種サービスを提供するとしている。
低圧太陽光発電所の集約化プロジェクトなども企図
次世代型O&Mは、自主管理支援サービス・簡易O&Mサービス・フルO&Mサービスなどを、発電事業者のDIY(自主管理)の範囲に応じて提供するというもの。協業において両社は、この次世代型O&Mの普及に加えて、低圧太陽光発電所の集約化プロジェクトや協力会社ネットワークの拡充開発も企図している。
オランジュは今後もエナジービジョンと共に、「分散型エネルギー社会」と「脱炭素社会」の実現に貢献するとしている。
(画像はオランジュの公式ホームページより)
▼外部リンク
オランジュとエナジービジョン、 太陽光発電所向けO&M事業で協業 - オランジュ株式会社
http://om-range.co.jp/news/4073/