これまでにない急速充放電を可能にした
CONNEXX SYSTEMS 株式会社は、2020年2月26日、新しいリチウムイオン電池『HYPER Battery』を開発・実用化したと発表した。
同社は、蓄電池および蓄発電システムの開発・製造・販売・企画設計を手がける企業。『HYPER Battery』は、これまでにない急速充放電を可能にした圧倒的なパワー性能を持つリチウムイオン電池となっている。
従来は不可能であった水準
CONNEXX SYSTEMSは、蓄電技術のイノベーションに挑戦するスタートアップカンパニーであることを自認している。世界中の誰もがエネルギーの恩恵を公平に享受できる未来を実現すべく、同社は革新的な蓄電技術を開発。太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーを利用した発電設備と蓄電池を結ぶ新しいエネルギーネットワーク社会の実現を、目指している。
同社が今回開発した『HYPER Battery』は、3500W/kgまで入出力密度を高めることで、従来は不可能であった水準での急速充放電と大電力回生を実現した。また、ハイレートでの充放電を50000サイクル繰り返した後でも、80%以上の容量を維持することが可能となっている。
再生可能エネルギーの短周期変動抑制に最適
『HYPER Battery』についてCONNEXX SYSTEMSは、短時間での充放電と大電力回生を必要とするハイブリッド電気自動車や、再生可能エネルギーの短周期変動抑制といった用途に最適であると自負。また無人搬送車などの物流支援ロボットにおいては、新たな運用ソリューションも実現できる可能性を示唆している。
同社は今後も、エネルギーの自由自立を実現すべく、蓄電インフラを開発し続けるとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
リチウムイオン電池『HYPER Battery』を実用化 - CONNEXX SYSTEMS 株式会社
https://www.connexxsys.com/