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秋田県子安地域で地熱発電に向けた噴気試験を実施

  • 2018年10月6日
  • エネクトニュース
2011年に開始した調査がいよいよ第3段階に
出光興産株式会社(以下「出光興産」)は10月4日、国際石油開発帝石および三井石油開発と共同で行っている地熱開発調査において、噴気試験を実施していると発表した。

日本には豊富な地熱資源が存在し、米国、インドネシアに続き世界第3位のポテンシャルを有している。東日本大震災以来、国立・国定公園内での開発にかかる規制が緩和され、現在各地で地熱開発が行われている。

秋田県子安地域における3社の調査は2011年度に始まり、第1段階で地表調査、2012年度から2017年度までの第2段階で発掘調査や事前環境調査を行い、2018年度から第3段階に入った。実際の生産井と同規模で作られた2本の試験井を利用して、10月18日までの予定で生産、還元能力試験を行う。

2021年度までの調査で、事業化の可能性を評価
第3段階の調査は2021年度まで続く予定で、噴気試験の他、貯留槽の評価や環境影響評価、および実証試験を経て発電出力を決定し、設備設計を行う。

事業化可能の見込みがあれば、発電所建設に移行する。

出光興産はエネルギー事業における環境負荷の低減を目指して、これからも地熱発電など再生可能エネルギーの開発に、積極的に取り組んでいく方針だ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

出光興産 リリース
http://www.idemitsu.co.jp/2018/181004.pdf

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