共同で再エネの活用促進やサービス拡大を
中部電力は9月28日、株式会社Looop(以下「Looop」)と業務提携に合意、Looopの新株式を引き受けて資本提携も実施したと発表した。
Looopは東日本大震災後、被災地に設置した4枚のソーラーパネルから出発した。以来全国で2000カ所を超える太陽光発電所を設置し、電力小売り全面自由化とともに低圧電力の販売を開始し、顧客数も13万を突破した。
中部電力には電気事業で長年培ってきた豊富な経験と実績があり、Looopには太陽光発電所の建設・運営のノウハウがある。今後は両社が顧客基盤と経営資源を合わせて、再エネに関するサービスを幅広く提供していく。
FITに依存しない余剰電力買い取りサービスを
東日本大震災以後、日本ではFITを背景に太陽光発電の導入が活発に進んだが、FIT単価の下落により、2015年をピークに導入のスピードが鈍化している。
中部電力とLooopは太陽光発電設備の調達、施工、保守・運営と、FIT制度に依存しない余剰電力買い取りをパッケージにしたサービスを提供する。また住宅向けのFIT契約が終了した顧客からの買い取りも視野に、エネルギーの地産地消を実現する新たなビジネスモデルを提供していく方針だ。
(画像は中部電力公式ホームページより)
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中部電力 リリース
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