天北ウインドファームの竣工式開催
株式会社ユーラスエナジーホールディングスは5月21日、同社グループが北海道稚内市で「有限会社稚内グリーンファクトリー」と共同で建設を進めていた風力発電所「天北ウインドファーム」が完成し、5月18日に竣工式を行ったと発表した。
同発電所は、道内でも風況に恵まれた稚内市の恵北・増幌地区に位置していて、GE製の風力発電機10基(3,000kW/基)を設置し、総出力3万kWの発電を行うものとなる。
この営業運転は既に5月2日から開始していて、一般家庭約19,000世帯が消費する電力を供給するとともに、年間約52,000トンのCO2削減効果が見込まれている。
また同市には、同社グループとして2005年11月に操業を開始した「ユーラス宗谷岬ウインドファーム」(57,000kW)があり、今回の発電所を含めた道内の発電所数は10ヵ所になる。
なお同社グループは、1986年に米国に初めて風力発電事業へ進出を果たし、その後も英国・イタリア・スペインなど欧州各国での事業拡大を図ってきた。
世界で操業中の風力発電設備容量は2,442,650kW
その後、国内初のウインドファーム建設のほか韓国などでも風力発電事業を開始し、現在は世界有数の風力発電開発事業者として多数の事業を推進している。
現在、同社グループが世界で操業中の風力発電設備容量は、2,442,650kWとなり、太陽光発電容量341,568kWを合わせた総量は2,784,218kW(うち国内は959,260kW)になる。
同社は、北海道の道北地域を重点地域として位置づけ、今後も積極的に開発を続けるとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社ユーラスエナジーホールディングス プレスリリース
http://www.eurus-energy.com/press/index.php?id=280