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中部電力が長野県で小型水力発電所を建設

  • 2018年3月3日
  • エネクトニュース
既設発電所の放流水と未利用落差の活用で170kW
中部電力株式会社(以下「中部電力」)は3月2日、天竜川水系の太田切川に、黒川平水力発電所を建設する計画を発表した。

新発電所は長野県上伊那郡宮田町で建設され、既設の新太田切川水力発電所からの放流水と未利用落差を活用する。最大使用水量は毎秒2立方メートル、有効落差は約11メートルの流れ込み式水力発電所で、発電出力は170kWだ。

黒川平水力発電所の想定年間発電量は約103万kWh、一般家庭の電力消費量に換算して約330世帯分に相当する。建設工事は2020年度に着手し、発電所の運転開始は2021年度の予定、同社は今後自治体と地元の理解と協力を得ながら、開発を進めていく。

新発電所の利用で削減できるCO2排出量は年間500トン程度になるという。

水力発電でエネルギー自給率の向上と環境保全
中部電力は日本のエネルギー自給率の向上と温室効果ガス削減への貢献を目指して、再生可能エネルギーの開発を積極的に進めている。なかでも水力発電は安定的な発電量が期待できる。

同社はこれからも水力発電の開発を積極的に進め、既設発電所の出力維持や向上のための改修などについても計画を進めていく方針だ。

(画像は中部電力公式ホームページより)


▼外部リンク

中部電力 リリース
https://www.chuden.co.jp/

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