瞬低停電対策用大型リチウムイオン蓄電システム
株式会社YAMABISHIは2月26日、瞬低停電対策用大型リチウムイオン蓄電システムを開発し、東京電力エナジーパートナー株式会社とともに、山梨県甲府市の株式会社コニカミノルタサプライズ本社工場に導入したと発表した。
同システムは、平常時はエネルギーリソースとして上位系EMSからの指令に基づいたデマンドレスポンスに使用され、効率的なエネルギー活用による電力平準化を実現する。
停電時はUPSとして無瞬断で蓄電池からの放電に切り替わり、顧客の施設内における重要設備への電力供給を継続する。
エネルギーの有効活用とCO2削減に貢献
また、送配電ネットワークのトラブルなどにより長期的な停電が発生した場合、非常用発電機と連動し長期間の電力供給を実現する。蓄電池の重要な役割となるエネルギーリソースとUPSのマルチユースを実現させた蓄電システムとなる。
このシステムは、蓄電池用パワーコンディショナ(型式:YRW-750-200SHX、200kW)と、株式会社村田製作所製オリビン型リン酸鉄リチウムイオン蓄電池(260kWh)で構成される。
デマンドレスポンスや停電対策だけでなく、再生可能エネルギーの更なる有効活用など蓄電システムの需要は大幅に増加していることから、同社は、より多くの顧客に蓄電システムを届けることで、エネルギーの有効活用とCO2削減に貢献していくとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社YAMABISHI プレスリリース
https://www.yamabishi.co.jp/pdf/release/20180226.pdf