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村田製作所、高安全性・高出力・高サイクル寿命の蓄電システムを開発

  • 2018年2月24日
  • エネクトニュース
HVDC蓄電ユニット3.5kWhなど発売
株式会社村田製作所は、蓄電池と充放電DC-DCコンバータを一体化した「HVDC蓄電ユニット3.5kWh(パワコン連係タイプ)」と、蓄電池とパワコンを一体化した「All-in-One蓄電システム4kW/2.3kWh(ハイブリッドタイプ)」を開発したと発表した。

この製品は、ソニーエナジー・デバイス株式会社(2017年9月に買収完了)のバッテリ技術と同社独自の電源技術を融合させた初の製品という。

また、同社製のリン酸鉄リチウムイオン二次電池Fortelionを使用していて、高い安全性と長期サイクル寿命(1万回~1万4000回)を実現するとし、いずれも太陽光パネルを設置する住宅での自家消費を促進する用途での拡販を目指すとしている。

HVDC蓄電ユニット3.5kWh(パワコン連係タイプ)は、パワコンと連係させることで、住宅の自家消費に向けた蓄電池システムを構成することができる。

同ユニットは、蓄電池に充放電DC-DCコンバータとバッテリ管理システム(BMS)を一体化したもので、パワコンとHVDC連係(350V~400V)させることで、高い変換効率を実現する。

さらに、外部通信機能(RS-485、CANなど)を備えていて、他メーカーのパワコンとの接続も可能となっている。

「国際スマートグリッドEXPO」に両製品を出品
また、All-in-One蓄電システム4kW/2.3kWh(ハイブリッドタイプ)は、筐体(サイズ:幅712mm×高さ735mm×奥行き324mm)の中に、蓄電ユニットとパワーコンディショナを入れており、住宅の屋内外とも容易に設置できる。

同システムには、RS-485でつなぐリモコンを接続でき、システムのオン/オフや基本設定が可能という。

また、リモコンから無線でHEMSに無線で接続し、スマホから発電状態などの動作状況をモニターすることも可能となっているほか、バーチャルパワープラント(VPP)のような電力会社やアグリゲータなどからの指令に応じて運転コースや蓄電池の制御をすることも可能となっている。

なお両製品は、2月28日から東京ビッグサイトで開催される「国際スマートグリッドEXPO」に出品し、2018年内に量産出荷する予定とのこと。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社村田製作所 プレスリリース
https://www.murata.com/ja-jp/about/newsroom/news/

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