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ブラザーが燃料電池市場に参入、受注開始を発表

  • 2018年2月23日
  • エネクトニュース
水素社会実現に向けて出力4.4キロワットの新製品
ブラザー工業株式会社(以下「ブラザー」)は2月22日、同社の燃料電池の受注を2月28日から開始し、燃料電池市場に正式参入すると表明した。

新製品の名称は「BFC4-5000-DC380V」で、出力4.4キロワット。企業や自治体の非常用電源やコジェネレーション・システムなど、さまざまな用途に活用可能だ。この製品も温室効果ガスを排出しないシステムであり、再生可能エネルギーの普及促進および水素社会の実現に貢献していく。

製品は徹底的に安全性を追求した設計で、水素を外部に漏らさない。万が一漏れてもセンサーで水素を遮断、換気して水素を貯めないという3重の安全構造になっている。

反応しなかった水素を再利用して、効率の良い発電
水素と酸素を反応させると水と電気が発生するが、通常水素の何割かは反応せずに水とともに排出される。新製品はこの水素を水から分離して再び利用することで、効率の良い発電を行う。

ブラザーの新製品はこの循環システムによって、同じサイズの燃料電池と比較して約2倍の電流量を発電することが可能だという。急激な負荷増大への対応力も高くしかも長時間にわたって安定的に発電できるので、非常用電源として有効だ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ブラザー リリース
http://www.brother.co.jp/news/2018/180222fc5kw/index.htm

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