サイト内
ウェブ

デンソー、「省エネ大賞」と「新エネ大賞」で“資源エネルギー庁長官賞”を受賞

  • 2018年2月16日
  • エネクトニュース
省エネ・新エネで“資源エネルギー庁長官賞”を受賞
株式会社デンソーは2月15日、省エネ事例部門の「省エネ大賞」と商品・サービス部門の「新エネ大賞」の各表彰で、「資源エネルギー庁長官賞」を受賞し、2月14日に東京ビッグサイトにて両賞の表彰式が開催されたと発表した。

省エネ大賞の「資源エネルギー庁長官賞」受賞は、同社西尾製作所で製造するラジエーターのヘリウム漏れ検査工程にて、新たな検査方式の開発に成功し大幅な省エネを達成したことが評価されたもの。

これまで、ラジエーターの漏れ検査は、製品に封入したヘリウムの漏れ検出を、真空化した検査室内で行っていたが、真空化にかかるエネルギー費が非常に高かったことから、真空ポンプレスの大気圧下でのヘリウム漏れ検査方式を開発したことで、電力量90%減とともに、ヘリウム使用量も3割削減を実現したという。

また同時に、同社大安製作所での部品加工時に発生する切粉除去などに使用するエアーの使用量半減の取り組み事例が、省エネ大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞している。

「省エネ大賞」は、一般財団法人省エネルギーセンターが主催し、企業や自治体などでの優れた省エネ活動、および技術開発などでの先進型省エネ製品などを表彰していて、同社は、2011年の同賞創設以来、7年連続して受賞している。

また、同社と株式会社デンソーエアクールが共同開発した「太陽光発電システム用ハイブリッドパワーコンディショナークーラー」で、今回初めて新エネ大賞の「資源エネルギー庁長官賞」を受賞した。

これは、太陽光発電用パワーコンディショナーからの排熱を効率良く冷却し、自己電力を消費し稼働する冷却機器の省電力化や長寿命化に貢献できる商品として評価されたもの。

エアコン消費電力を80%低減と寿命を20年相当に
カーエアコンで培った熱交換器の技術を応用した高効率な沸騰冷却システムと、コンプレッサー駆動の冷却システムをハイブリッドで作動させるシステムを開発、従来のパッケージエアコンに対して消費電力を80%低減し、コンプレッサーの負荷を低減することで、製品寿命を20年相当とすることが可能になった。

これにより、太陽光発電システムのメンテナンス負担が軽減され、環境負荷の低減と再生可能エネルギーの電力供給量増加に貢献するとしている。

なお「新エネ大賞」は、一般財団法人新エネルギー財団が主催し、新エネルギーの一層の導入促進と普及と啓発を目的に、優れた新エネルギーに係る商品および新エネルギーの導入・普及啓発活動を表彰するものという。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社デンソー プレスリリース
https://www.denso.com/jp/ja/news/news-releases/

 

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。