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太陽光パネルを車載?検討委員会の報告

  • 2019年5月16日
  • エネクトニュース
パリ協定の目標達成に向けて、さらなるCO2削減を
NEDOは5月13日、太陽光発電システムの自動車搭載を検討している委員会の中間報告を発表した。

委員会はパリ協定の目標達成に向けて、2016年に設置された。2018年に行われた第1回中間発表では、車載発電システムが化石燃料への依存度の高い運輸部門でCO2削減に貢献できるとともに、利用パターンによっては、電動車の年間充電回数をゼロにする可能性もあると報告した。

また車載太陽電池が受光する量やパターンは屋上パネルなどとは違うため、日射量の定量的な評価が課題として残された。

建物の陰や反射が秒単位で日射量を変える
今回の検討では、太陽光発電システムを搭載した車両を札幌と宮崎で走行させ、受光・取得が可能な日射量を計測し、その特長や傾向を調べた。

結果として建物や樹木などの影は日射量を低下させるが、逆に建物からの反射で日射量が増大する場合もあった。反射を受ける部分では、屋根に設置されたパネルより日射量が大きくなる可能性があることも確認された。

委員会は今後も、車載太陽光発電システムの開発普及に向けて、取得日射量のデータ収集と検討を続けて行く。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

NEDO リリース
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101114.html

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