太陽光発電の余剰電力を活用、将来的にはVPPも
積水化学工業は4月15日、セキスイハイムの顧客を対象に、卒FIT余剰電力売買サービスの案内を開始した。
2019年11月以降、家庭向けの太陽光発電の固定価格買取期間が順次終了し始める。年内にその数は日本全体で約54万棟となり、セキスイハイムだけでも約6万棟に達する見込み。
そこで積水化学工業は「スマートハイムでんき」を通じてセキスイハイムのオーナーから卒FITの余剰電力を買い取り、グループの事業活動に利用、およびセキスイハイムの他の顧客に販売するサービスを開始する。将来的には蓄電池の余剰電力も視野に、バーチャルパワープラント(VPP)の構築を目指す。
電力需給の調整に貢献、余剰電力の魅力的な受け皿に
FIT期間が終了した太陽光発電の電力を自宅で有効活用しても、平均的な発電量は年間5400kWhで消費量は約4400 kWh。約1000kWhの余剰電力が生じる計算になる。
積水化学工業では新サービスの提供で電力需給のバランス調整や持続可能な社会の実現に貢献するとともに、余剰電力の魅力的な受け皿になることを目指してサービスの検討を進めていく。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
積水化学工業 リリース
https://www.sekisui.co.jp/news/2019/1335875_34598.html