卒FIT余剰電力を買い取って、グループの事業用電力に
積水ハウス株式会社(以下「積水ハウス」)は1月31日、「積水ハウスオーナーでんき」サービスを開始すると発表した。
積水ハウスではこれまで戸建て住宅や賃貸住宅で、累計700MW以上の太陽光発電システムを設置してきた。その年間約700GWhに達する発電量の2~3割を買い取れれば、年間約120GWhであるグループの事業用電力を賄うことができる。
「積水ハウスオーナーでんき」は「卒FIT」電力を1kWhあたり11円で買い取り、積水ハウスの事業用電力として活用する。同社は2040年までに事業用電力の100%を再エネ由来とする「RE100」の達成を目指す。
「2019年問題」の解消と自社の脱炭素化を同時に
住宅用(10kW未満)太陽光発電の固定価格買取制度は2009年に開始し、契約期間が今年11月から順次終了する。その後の余剰電力をどうするかが「2019年問題」と呼ばれている。
積水ハウスは新サービスの提供で、卒FITオーナーの不安解消と満足度の向上、同時に自社事業の脱炭素化を目指す。サービスの申し込み受付は3月1日から開始する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
積水ハウス リリース
https://www.sekisuihouse.co.jp/