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JERA、台湾での洋上風力発電事業権益取得で事業に参画

  • 2018年12月29日
  • エネクトニュース
JERAが台湾での洋上風力発電事業に参画
株式会社JERAは12月28日、台湾北西部の洋上風力発電事業に参画するため、事業権益の32.5%をマッコーリー社とスワンコール社から取得することで合意したと発表した。

JERAは、東京電力株式会社(当時)と中部電力株式会社の燃料上流・調達から発電までのサプライチェーン全体に係る包括的アライアンスを実施する会社として、2015年4月30日に設立された会社で、今回の事業は、英国での洋上風力発電事業とともに、同社が初めて参画する洋上風力発電事業になる。

この洋上風力発電事業は、台湾苗栗県の沖合にあるフォルモサ1洋上風力発電事業(出力:128,000kW)となり、着床式洋上風力発電機22基で構成され、FIT単価にて20年間売電することになっている。

なお、この一部となる8,000kW分は、2017年4月に商業運転を開始しており、これは初めて台湾にて稼働した洋上風力発電設備となるほか、残部120,000kWについては、2018年6月から建設工事を行っていて、2019年末の商業運転開始を目指している。

欧州での洋上風力発電事業は、既に成熟した産業となっているものの、アジアでは未だ初期の段階にあり、特に周囲を海に囲まれた日本にとっては大きな開発余地があるとのこと。

今後は国内外での洋上風力発電事業推進に取り組む
また、その事業規模の大きさや、同社がこれまでに培った火力発電事業のノウハウから、洋上風力発電事業の開発には同社の強みを活かせるとしている。

また、既にこの事業に参画しているマッコーリー社とスワンコール社は、台湾での洋上風力発電設備の建設・運転での実績があり、またエルステッド社は、世界最大の洋上風力発電会社として豊富な知見を有しているという。

このため同社は、これらパートナーとの同事業への参画にて、洋上風力発電設備の建設と運用に関する知見を獲得し、今後は国内外での洋上風力発電事業推進に取り組んでいくとのこと。

(画像はプレスリリース別紙より)


▼外部リンク

株式会社JERA プレスリリース
http://www.jera.co.jp/information/20181228_246.html

(別紙)台湾での洋上風力発電事業の概要について
http://www.jera.co.jp/information/img/20181228j2.pdf
 

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