サイト内
ウェブ

三菱マテリアル、秋田県で新水力発電所「小又川新発電所」を明年5月に着工

  • 2018年12月27日
  • エネクトニュース
秋田県で新たに水力発電所「小又川新発電所」を着工
三菱マテリアル株式会社は12月25日、秋田県北秋田市小又川水系にて、「小又川新発電所(出力10,326kW)」を、明年5月に着工すると発表した。

同発電所は、森吉ダム直下の小又川第四発電所の放流口から直接取水(取水量13.0m3/s)して、ずい道により約8.5km下流に水を導き、有効落差約90mを確保し10,326kWの発電をする新発電所となり、1953年(昭和28年)に完成した小又川第四発電所以来の新規水力発電所になるという。

同社では、再エネ固定価格制度(FIT)の施行を機に、小又川水系にて営業運転中の三発電所(小又川第一・第二・第四発電所)の効率的運用による電源増加策とともに、経年対策としての小又川第一・第二発電所の検討を進めてきた結果、新発電所の建設を行うこととし、FIT認定を受けたとのこと。

また、小又川第一と第二発電所は、今後の維持管理費用増加も踏まえ、新発電所の建設に併せて、その完成時点で操業を停止することとしたとし、河川環境保全と維持のために正常流量の放流も設定しているという。

新発電所完成で小又川水系の発電能力は2,860kWに
新発電所の完成は2022年12月を予定し、これによる小又川水系の発電能力は2,860kW、年間発電量は約13,400MWhの増加となるほか、年間のCO2削減量は約9,800tになるとのこと。

なお同社では、新発電所建設計画による周囲環境への影響についての自主環境アセスメントを行っており、同結果と行政指導等を踏まえ、環境に配慮しながら工事を進めるとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

三菱マテリアル株式会社 プレスリリース
http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2018/

 

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。