鳥取県のバイオマス発電所に蒸気タービンを提供
シーメンス株式会社は12月7日、東洋エンジニアリング株式会社から蒸気タービンと関連製品を、鳥取県米子市のバイオマス発電所向けに受注したと発表した。
今回受注した機器は、発電出力54.5MWの蒸気タービン、発電機、周辺機器となり、これらの機器はシンエネルギー開発株式会社が事業開発を推進し、2022年に米子市で営業運転の開始を予定するバイオマス発電所で活用されるという。
今回のプロジェクトで同社が提案した蒸気タービンは、その高効率という特徴が市場から高い評価を受けていて、高い発電効率は、発電所の経済性・採算性の向上とともに、環境負荷低減に貢献するとしている。
この受注は、茨城県、富山県のバイオマス発電所向けに続く、東洋エンジニアリング株式会社からの受注となり、同社との協力により実現したとのこと。
また、高い発電効率と世界的に豊富な実績が高い評価を得たこと
から、今回の採用に至ったとしている。
発電出力は2MWから1,900MWまで広範囲をカバー
なお同社の蒸気タービンは、世界市場のトップに位置していて、発電出力も2MWから1,900MWまでと広範囲をカバーし、様々な発電に対応する信頼性の高い蒸気タービンを提供するほか、施工も容易で、短い据付期間と経済性の高い運用を可能にするとのこと。
同社は、エネルギー事業戦略の柱の一つとして、日本市場でのバイオマス発電所向け蒸気タービンの拡販を図っており、既に今年は、連続しての蒸気タービン受注に成功、同事業を拡大しつつある。
世界的に豊富な納入と運転実績は、同社蒸気タービンの信頼性の証であり、多くのユーザーの支持を得る理由となっているとし、メンテナンス体制を含め、今後も蒸気タービンメーカーとして日本市場に強固な地位を築いていくとしている。
(画像はシーメンス株式会社HPより)
▼外部リンク
シーメンス株式会社 プレスリリース
https://www.siemens.com/jp/ja/home/kigyou-jouhou/