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三菱電機、EVのバッテリーを有効活用するエネルギーマネジメント技術を開発

  • 2018年10月27日
  • エネクトニュース
EVのバッテリーを有効活用する技術を開発
三菱電機株式会社は10月25日、太陽光発電(PV)や発電機などの発電設備と、駐車中の電気自動車(EV)や蓄電池などの蓄電設備を組み合わせた、需要家向けのエネルギーマネジメント技術を開発したと発表した。

これまでのEVを活用したエネルギーマネジメント技術では、EVは事前に入力された使用予定にて到着・出発するモデルに固定されていて、予定外の運行でEVを建物の蓄電池として使用できなくなった場合は、コストが高くても電力系統からの購入電力に頼らざるを得なかった。

そこで同社は、今後増加が見込まれるEV のバッテリーを建物の電源の一部として活用し、太陽光発電などの発電設備の運転と、電気料金単価の変動に連動して、予定外のEV運行があっても充放電スケジュールを最適化することで、建物の電力コスト削減に貢献するとのこと。

このフィールド実証実験場所として、このところEV普及が目覚ましい中国と定め、同社の現地関連会社である三菱電機自動車機器(中国)有限公司の工場(中国・常熟市)にて、三菱電機(中国)有限公司と共同にて、この11月から実施するという。

建物電力コストの5%削減など
なお、この特長としては、各発電設備の運転計画やEVの充放電スケジュールの最適化を行うことにより、建物の電力コストを5%削減することを確認することになる。

また、系統からの購入電力やEV充電量を監視し、充放電計画と実績のずれの修正を、きめ細かい充放電スケジュール策定にて行うことで、EVの使用予定が変わっても電力コストの増加を抑制するとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

三菱電機株式会社 プレスリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2018/pdf/

 

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