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東芝エネルギーシステムズ、ドイツの風力発電機器メーカーセンビオンと販売提携

  • 2018年10月30日
  • エネクトニュース
ドイツの風力発電機器メーカーセンビオンと販売提携
東芝エネルギーシステムズ株式会社は10月29日、ドイツの風力発電機器メーカーセンビオンGmbHと、風力発電システムの販売提携を行う契約を締結したと発表した。

今回の販売提携は、同社の太陽光や風力発電の商流を用いて、センビオン社の競争力の高い風力発電システムを、日本国内向けに販売するもの。

風力発電市場は、世界的にも競争力の高い電源として拡大が見込まれ、2030年には約9.7兆円になると予想されている。

国内も同様に拡大が見込まれ、2020年には約2160億円になると推定されているほか、洋上風力の市場規模は、関連法律の整備等により、2030年には760億円になると予想されている。

ドイツの大手風力発電メーカーのセンビオンは、陸上・洋上風力製品のラインナップの多さとともに高品質で定評があり、これまで17GW、7900台以上の風車発電機の設置実績がある。

とりわけ洋上風力の実績が多く、世界市場シェアで第4位の8.4%を占める(2017年現在)。アジア太平洋地域での事業拡大を進めていて、日本国内では2003年から事業を始めている。

国内での風力発電事業を強化
一方で同社は、今年1月に太陽光発電、風力発電、IoT技術を駆使した需要家エネルギーマネジメント事業を統合した「エネルギーアグリゲーション統括部」を、社長直轄組織として設置するなど、再エネ関連の事業強化に取り組んでいる。

風力発電事業ではこれまで、電力の系統技術の強み(直流・交流送電や蓄電池技術など)を活かした事業拡大を図っているが、現在の販売製品は2MWの小型機のみで、事業拡大には製品拡充が急務となっていた。

今回の提携により同社は、太陽光発電などで有する商流を活かし、高い系統技術やエンジニアリング能力とともにセンビオン社の豊富な製品ラインナップを顧客へ提供することで売上拡大を図り、国内での風力発電事業を強化していくとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

東芝エネルギーシステムズ株式会社 プレスリリース
https://www.toshiba-energy.com/info/info2018_1029.htm

 

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