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東芝エネルギーシステムズ、オーストラリアで火力発電所の大型改修工事

  • 2019年7月12日
  • エネクトニュース
老朽化した設備を更新し、発電出力を60MW増強
東芝エネルギーシステムズは7月8日、同社のオーストラリア現地法人が、火力発電所の大規模な改修工事の契約を締結したと発表した。

発電所はオーストラリアの南東部に位置するニューサウスウェールズ州(州都シドニー)にあるマウントパイパー火力発電所。1992年に東芝エネルギーシステムズの機器を採用した1号機、翌年に2号機が運転開始した石炭火力発電所で、同州の電力の約15%を供給している。

今回の改修工事では蒸気タービン、発電機、監視装置を含む周辺機器を供給して据え付け工事を行う。工事は2021年までに完了の予定で、機器の高性能化により発電所の出力が60MW向上し、約5万5000世帯分の出力増強に貢献する。

主に電力系統増強のコストで、電力の卸売価格高騰
オーストラリアでは電源構成の変化に伴い、主に系統増強にかかるコストを反映して電気の卸売価格が高騰している。そのため高性能でかつ低炭素な発電設備が求められている。

東芝エネルギーシステムズは同州の他の火力発電所でも同様の改修工事を進めており、改修による発電出力増強は約10万世帯分に相当するという。

(画像は東芝エネルギーシステムズ公式サイトより)


▼外部リンク

東芝エネルギーシステムズ リリース
https://www.toshiba-energy.com/info/info2019_0708.htm

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