築88年経過で老朽化した発電所をリニューアル
伊藤忠エネクス株式会社(以下「エネクス」)は1月6日、新潟県上越市において水力発電設備の大規模改修を決定したと発表した。
現存する発電所はエネクス傘下で発電事業を展開する上越エネルギーサービス株式会社の発電施設の1つ。今回のプロジェクトで建設後既に88年を経過した設備を刷新、2020年12月の完工を目指している。発電出力は9MWで、工事は清水建設が担当する。
エネクス傘下で発電事業の中核となるエネクス電力は、この改修で水力発電所の出力を高め、自社電源ポートフォリオの強化を図る。改修後の水力発電所から供給される電力には、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)が適用される。
再生可能エネルギーが電源構成の約3割
エネクス電力の発電事業は発電容量166MWのうち、48%を石炭に頼っている。次いで21%が天然ガスで、再生可能エネルギーは合計で31%。主要なエネルギー源は風力発電でウィンドファームを3カ所で運営、発電容量全体の25%を占める。水力発電は全体の5%に上る。
同社は今後も再生可能エネルギーを利用した発電所の拡大を通じて、CO2排出量の削減に貢献していきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
伊藤忠エネクス リリース
http://www.itcenex.com/newsrelease/20170106.pdf