増える都市ゴミの処理を日本の技術でサポート
JFEエンジニアリング株式会社(以下「JFEエンジニアリング」)は9月20日、イランの首都テヘラン市における廃棄物焼却発電施設の導入に関する調査を受託したと発表した。
この取り組みは独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)のサービスの一部である、「インフラ案件発掘・市場性調査」にあたる。日本の企業が自社の技術を活用できる場を調査するにあたって、ジェトロが海外でサポートする。
発表によると、経済の発展がめざましいテヘラン市では、一日8000トンを超える都市ゴミが発生しているという。今後も経済発展に伴い、ゴミの量はさらに増加すると見られ、最終処分場で埋め立てている現在の処理法では、環境汚染など深刻な問題につながっていく可能性が高い。
経済発展とともに増えるゴミの処理と電力不足の解消
同社は増加傾向をたどるゴミの処理と電力不足にも悩むテヘラン市の二つの問題解決に向けて、廃棄物発電プラントの導入を検討する。
具体的には、一般の都市ゴミと医療系廃棄物の適正処理などについて、現状調査と分析を実施する。この結果に基づいて、廃棄物発電の最適な処理プロセスの選定などを進めていく方針だとしている。
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JFEエンジニアリング リリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/