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三菱レイヨンがデンマークで風力発電翼材の製造へ

  • 2016年9月22日
  • エネクトニュース
合弁会社を設立、技術を組み合わせて優れた製品を
三菱レイヨン株式会社(以下「三菱レイヨン」)とFiberline Composites A/S(以下「Fiberline社」)は、10月に合弁会社を設立すると発表した。新会社はFiberline社のあるデンマーク・ミゼルファート市で、両社の技術を合わせて風力発電翼の材質を製造・販売していく。

風力発電では洋上施設が普及し、また低風力でも効率の良い発電を求めて、風力発電翼(ブレード)が大型化する傾向にある。大型化に伴う重量や強度の問題をコントロールするため、材質の柔軟性や軽量化が重要となる。

三菱レイヨンはゴルフクラブなどで知られた、軽量で柔軟な炭素繊維・複合材料の開発を得意とする。Fiberline社は大型風力発電翼を成形・加工する優れた技術を保有する。

優れた「コンポジットラミネート」を世界市場に投入
風力発電のブレードに使われる炭素繊維複合材料積層板は「コンポジットラミネート」と呼ばれ、ブレードの材料として、現在世界の主流となりつつある。

三菱レイヨンとFiberline社は、より優れた商品を開発し、世界のコンポジットラミネート市場に軽量で価格競争力の高い商品を投入し市場シェアの拡大を目指している。


▼外部リンク

三菱レイヨン リリース
http://www.mrc.co.jp/press/

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