大規模太陽光発電所建設
ソーラーフロンティア株式会社は、米国カリフォルニア州インペリアル郡において、大規模太陽光発電所の建設を開始した。
Pacific Gas & Electric社と締結した67MW規模の「ミッドウェイⅠプロジェクト」と、Imperial Irrigation District社と締結した40MW規模の「ミッドウェイⅡプロジェクト」、合計107MWもの大規模な電力購入契約(PPA)である。
今回の契約は、ソーラーフロンティア・アメリカズ子会社のソーラーフロンティア・アメリカズ・ディベロップメントが担当している。同社では、経験豊かな専門チームに各プロジェクトを担当させ、スムーズな進行をはかるとしている。
ソーラーフロンティア・アメリカズ・ディベロップメントは2015年4月にもGestamp North America社から合計280MWの太陽光発電所開発案件を抱えており、ミッドウェイⅠ・Ⅱプロジェクトはこの一部である。
設計・調達・建設サービスはBlattner Energy社、インバーターはPower Electronics社、太陽光追尾装置はNEXTtracker社が提供している。
ソーラーフロンティア・アメリカズ・ディベロップメントのCEOチャールズ・ピメンテルによると、米国における太陽光発電所開発案件郡は400MWを超えたという。また、この実績によって、信頼性だけではなく経済性の高いサービスを提供する企業としての地位を確立したと話している。
また、この太陽光発電プロジェクトは地元住民の雇用を促進し、地域経済にも貢献している。
ソーラーフロンティア株式会社
昭和シェル石油株式会社の100%子会社で、世界最大のCIS薄膜系太陽電池のソリューション企業である。住宅用・産業用の両面において革新的なソリューションを提供している。
CIS薄膜太陽電池モジュール
主成分に銅(Copper)・インジウム(Indium)、セレン(Selenium)を用いており、その頭文字を取ってCISと呼ぶ。薄膜系太陽電池の中でも最も変換効率が高いのが特徴だ。他にもメリットがある。
真夏の晴天時に屋根上のモジュール温度は約60~80度にも達する。出力ロスが発生する恐れがあるが、CIS太陽電池は結晶系と比較して温度係数が高いため、高温時の出力ロスが小さく抑えられる。影ができても安定した発電能力を発揮でき、太陽光に当たると実際の出力が上がる。出力も長く安定するという実績もある。
このような性質は、投資家やプロジェクトディベロッパーからも注目されている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ソーラーフロンティア株式会社
http://solar-frontier.com/