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東北大学が原子レベルの厚みの太陽電池を開発

  • 2017年9月24日
  • エネクトニュース
透明でフレキシブル、あらゆる場所に設置が可能
東北大学は9月21日、同大学の研究グループが透明かつフレキシブルな太陽電池の開発に成功したと発表した。

現在太陽電池の主流となっているシリコンではなく、この電池では遷移金属のダイカルコゲナイド(TMD)を用いている。原子オーダーの厚みを持つシートであることから、シリコンを使用した太陽電池では設置が難しい場所への設置が可能になる。

例えば車のフロントガラスや建物の窓、スマホのディスプレイの表面、あるいは人体の皮膚の上にも設置が可能になる。これによって、実社会におけるさまざまな応用の技術革新へとつながることが期待できる。

透明な二次元シートの太陽電池では最高級の発電効率
これまでTMDを用いた透明太陽電池の開発では、広い面積の基板の上で電池を作製する技術に課題が残されていた。

東北大学の研究では、従来用いられてきたデバイスよりシンプルな構造を採用することで、この問題の解決を可能にした。さらにこの電池は、TMDを用いた太陽電池では世界最高の発電効率を達成した。

この開発はTMDを用いた透明フレキシブル太陽電池の実用化に大きく貢献する可能性がある。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

東北大学 リリース
https://www.tohoku.ac.jp/

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