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総合効率90%のSOFCシステムを10月から発売

  • 2017年8月10日
  • エネクトニュース
NEDO事業の成果をもとに、三浦工業が開発
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)は8月7日、同機構の事業成果をもとに、三浦工業株式会社(以下「三浦工業」)が業務用で出力4.2kWの固体酸化物形燃料電池(SOFC)システムを開発したと発表した。新製品の販売は10月から開始される。

このシステムは燃料に都市ガスを用い、発電効率が48%で発電時に発生する熱の回収量が42%、合わせて総合効率90%を達成した。飲食店など限られたスペースでの設置を念頭に、サイズも幅1880mm奥行き810mm高さ1780mmとコンパクト。

発電や給湯に必要な機器は本体と付属の貯湯タンクに集約、現場では最小限の配管と配線工事だけで設置が可能なデザインだ。都市ガスを利用して高効率で発電と温水供給を行うことから、CO2排出量の削減に貢献し、クリーンなエネルギーを供給する。

2012年度から開発を始め、2013年度から実証
三浦工業は2012年度から住友精密工業と共同開発を開始、2013年度からNEDOの委託事業として飲食店舗、福祉施設、スポーツ施設などでシステムの実証試験を行い、効率の評価・向上に努めた。

今年度に販売される製品は限られた台数となる予定だが、この規模の業務用SOFCシステム市場には約10万件のポテンシャルがあると言われ、今後の販売拡大が期待されている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

NEDOリリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100812.html

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