飯舘電力太陽光発電事業への融資が決定
認定NPO法人環境エネルギー政策研究所(ISEP)は8月7日、全国ご当地エネルギーへの融資支援第1号として、飯舘電力株式会社が計画する太陽光発電事業へ、城南信用金庫(本店:東京)から1億5千万円の融資が決定したと発表した。
この事業は、福島第一原子力発電所の事故により放射能被害を受けた飯舘村の村民らが中心となり出資設立した飯舘電力が、再生可能エネルギーによる故郷の復興と自立を目的として計画する太陽光発電事業となる。
放射能の影響により利用が困難になった農地を有効活用すること、および将来のエネルギー自立等を視野に入れ、飯舘村を中心に低圧10箇所を合わせた総出力495kWの太陽光発電所を建設する計画で、2017年10月に竣工し翌年3月までの工事を予定している。
協働開発モデルとして進めてきた第1号に
なお、この事業に関わるファイナンスは、城南信用金庫が中心となり、同事業のために設立された特定目的会社iipower asset株式会社へ融資することとしている。
同事業への城南信金と地域金融機関との協調融資は、ISEPと一般社団法人全国ご当地エネルギー協会と城南信金との協働開発モデルとして進めてきた第1号となり、今回の融資を起点として、全国各地で複数の再生可能エネルギー事業への支援を検討しているという。
(画像は環境エネルギー政策研究所HPより)
▼外部リンク
認定NPO法人環境エネルギー政策研究所 プレスリリース
http://www.isep.or.jp/archives/info/10439